最初の「多変量解析」をご覧になって、拒絶反応を示された方は、

このまま、スルーして下さいね。

興味ある方は、このまま、読み進めて下さい。

 

昨日、「多変量解析」を検索したのですが、この題目でブログを書かれた方は、

お一人だけでした。

ただ、「多変量解析」の説明はありませんでした。

他の方々は、ブログの内容に「多変量解析」を書かれていて、130人位の方々が、

書かれていました。

その方々の大半は、お医者様でした。

 

それではいきますね。

 

多変量解析(multivariate analysis)や多変量統計(multivariate statistics)とは、

統計学において、複数の独立変数(説明変数)からなる多変量データを

統計的に扱う手法の事です。

主成分分析、因子分析、クラスター分析などがあります。

 

一般的に、多変量解析を行なうためには、計算負荷が高く、手計算では極めて困難ですが、

コンピューターの発展により、容易に実行出来るようになりました。

最近は、共分散構造分析(「構造方程式モデリング」とも言います)が普及して

きています。

一方、探索的多変量解析で総称される各種の手法がデータミニングなどで

よく使われるようになっています。

 

簡単な例があります

タバコの本数、睡眠時間と寿命の関係です。

この場合、複数の独立変数(説明変数)が、タバコの本数と

睡眠時間です。

 

最初に難しい事を書いたのですが、例えば、この例では、

寿命をタバコ本数と睡眠時間の2つを独立変数として、

寿命を計算しようとしているのです。

 

中学の時に習ったと思います。

y=aX+b

これは、変数がXのみ、つまり1つです。

これが、2つ以上あるものが、「多変数(多変量)」です。

 

ソース画像を表示

 

一昨日のブログにも書いたのですが、フラッシュバット溶接機は、溶接開始位置、溶接代、

前進速度、後退速度などの溶接条件を設定するのが、難しかったのです。

この時、この多変量解析と言う手法を知っていれば、トライアル時間を減らす事が

出来たと思います。

 

いろいろな、溶接開始位置、溶接代、前進速度、後退速度に設定し、

(行き当たりばったりではない)試作品を作れば良かったのです。

そして、引張試験を実施し、多変量解析計算結果に基づき、

引張強さ=a×溶接開始位置+b×溶接代+c×前進速度+d×後退速度

の中で、どの独立変数の影響が強いのか、目途を立てれば良かったのです。

 

多変量解析を学んだのは、工場勤務から他の部署に異動になったあとの

事です。(笑)