大学院で新たなアルバイトを見つけました。

それは、「大学受験試験監督」でした。

正確には、試験監督は大学の職員で、大学院生は、

問題用紙/回答用紙の配布/回収、カンニング行為がないか

どうかを監視するものでした。

「試験監督補助」が正しいのかもしれません。

3人1組でした。

これは、1回/年なので、毎月のアルバイトではありませんが、

アルバイト代で結構高く、魅力的でした。

 

私の記憶では、早稲田大学の入試日程は毎年決まっていて、

1. 2月22日:政治経済学部

2. 2月23日:法学部

3. 2月24日:商学部

4. 2月25日:第一文学部

5. 2月26日:教育学部

6. 2月27日:理工学部

7. 2月28日:第二文学部(夜間)、社会科学部(夜間)

だったと思います。

実は、教育学部数学科を受験したのですが、見事に落ちました。

試験は出来たと思ったのですが、落ちました。

私は、高校理科教諭の免許を持っていますが、一番得意な科目は、

数学です。

 

アルバイト代が高いので、競争率は高かったと思います。

1月中旬に試験監督の受付けがありました。

どうやって抽選されたのか、記憶がありません。

上に書いた学部の中で、2~3学部の試験監督をやったと思います。

 

ある試験の時です。

試験会場は、階段教室でした。

 

1人の受験生、答案用紙には、ほとんど何も書けていませんでした。

「分からないのかなぁ」と思いました。

すると、しばらくすると、答案が埋まっていました。

その時は、あまり気にしなかったのですが、

そのあと、また、しばらく何も書かず・・・・・

「変だなぁ」と思い、気にしながら見回りをしていました。

そうしたら、また、答案が埋まり、よくよく見ると、隣の人と全く同じ回答でした。

 

「カンニングが分かっても、受験生に不安を与えるので、その場では

何も指摘しないように、ただ、受験番号は覚えているように。」と

指示がありました。

試験の途中、職員の試験監督にカンニングをしている?感じの

受験生の受験番号を伝えました。

私が担当した大学入試試験では、カンニング?は、この1件のみ

でした。