自動車学校の初日、私は、自動車学校の
送迎バスを利用しました。
「送」があったかどうかは、覚えていません。
「迎」はありました。

母がやっていたスナックのそば
つまり「荒江四つ角」にバスが停まると
いう事で、住んでいたマンションがある
荒江二丁目からも近かったので、
「ラッキー!」だと思いました。

バスが停まると言う場所に、一人の
すらっとした女性が立っていました。
「綺麗な人、いや可愛い人。」だと
思った瞬間、東京で女の子に声を
掛ける事に慣れていた私は、
「自動車学校に行かれるのですか?」
と声を掛けました。

その女性は、「はい」と。
この女性がYでした。

この時、私は、この女性が
私の一生の中で、決して忘れる事が出来ない
女性になるとは、全く思っていません
でした。