あまり大きな停電は
経験したことがないけど。
強い記憶があるのは
【東日本大震災のとき】
携帯も、公衆電話も
街の電気も、信号も電車も止まり
お店が一斉にシャッターを閉めた。
駅前には行き場を失った人たちが
しゃがみ込み
真っ暗の中重い空気が流れ
静まり返った。
何キロも街灯もつかない、家の明かりもない道をひたすらあるき、帰宅した。
当時、実家ぐらしだった私は、
ろうそくの中に見た母の顔をみてとても安心したことを覚えている。
ただ、その時はオトナであったにも関わらず無知で
このあとに来る、買い占めや食糧不足、計画停電で全て後手に回った。
【すぐいつもの生活にもどるだろう】
という自分に都合の良い短絡的な考え。
ただ、これがあったから
精神的に辛くなかったのかもしれないとも思う。
今は子どもたちがいるから
それじゃだめだ。


