おのころ島神社を後に次に向かったのは 兵庫県淡路市の北西部にある五斗長垣内遺跡。

 

『五斗長垣内遺跡』…汗 何てよむの~…汗って声が聞こえてきそうな…!)

 

「五斗長垣内」⇒「ごっさかいと」 とよむみたい。

 

このあたりの集落を「五斗長(ごっさ)」と呼び由来は、「米を五斗(五十升)作れば長(おさ)になれることを意味し、短く読めば「ごとおさ」⇒「ごっさ」

 

「垣内」⇒「かいと」 区画された耕地 村の区画を小分けにした小集落などを意味する。

 

この遺跡は今から1900年前(1世紀~2世紀) 弥生時代山間部の米があまり取れない小集落だったのですが、当時は国内最大級の鉄器製造の集落だったのです。

 

五斗長垣内遺跡が発掘されるきっかけとなったのが、2004年10月の台風24号 その被害でこの場所にあった棚田が大きな土砂崩れに見舞われ、復旧工事の際に 鍛冶公房12棟の建物を含む23棟の竪穴建物が発見されました。

 

まさに『災い転じて福となす』 ですね。

それでは、見学していきます。

無料の施設です。(嬉しいですね~♪)

施設前には無料の駐車場で1台も車は停まっていません。交通量は少ないと思いますが、施設手前に道は狭く対面通行できませんので、ご注意を。

五斗長垣内遺跡は、日本遺産文化財になってるんですね~♪

資料室には、五斗長垣内遺跡で出土した鉄工房で使われた工具が展示されています。

隣の部屋では五斗長垣内遺跡の解説VTRを上映していただきました。

(これは非常にわかりやすく、全く知識がなかったのですが、VTRを見てこの遺跡がどれほど貴重なものなのかわかりました)

無料の施設なのに、わかりやすく解説したパンフレットも貰えます。

一通り五斗長垣内遺跡の知識を叩き込み

復元遺跡を見学します。

海が見える丘に遺跡の集落があります。 気持ちが良いい~♪(思わず叫んでしまいそうになりました~!)

天気が良くて風がひんやり この季節はほんと気持ちいいです。

 

レトロな街並みが大好きなんですが、とょっとレトロ過ぎですね~♪

集落だけを見ていると、弥生時代の生活が見えてきました。

ちょっとタイムスリップした感覚になります。 胸熱です!


 

この大きな建物が鉄器生産工場。 

直径は10,5m  高さは7,4m    当時としてはかなり大きな工場だったと思います。

横から見ると こんな感じですね~

中に入ってみます。

作業場です、鉄器を加工した炉のあとがあります。

これが国の史跡として指定される大きなもとだったんです。

 

煙を抜くための天窓。

弥生人になりきって記念撮影w

 

小さな建物は住居用なのかな?

茅葺屋根も こんなに近くに見ることないので新鮮です。

 

五斗長垣内遺跡は、国の史跡公園として今も古代の弥生の森を再現するプロジェクト進行中です、整備中の施設で竪穴建物も増えていく予定です。

楽しみ方は、もっと増えていきますが、そうなると当然観光客もふえます。

あまり知られていない今は、観光客も少なく五斗長垣内で弥生時代にタイムスリップできます。

史跡ファンはもちろん そうでない方もおすすめの五斗長垣内遺跡です。

 

 

五斗長垣内遺跡は地域住民のボランティアの方たちによって建てられています。

地域を継続的守る。 淡路島を守る。 未来永劫まもる。

五斗長垣内の歴史を淡路島の歴史を後世に残すために…

 

車で30分の場所だけど、淡路島って良いですね~。爆  笑

改めて感じた県民割り一泊二日の旅行でした。

 

おわり。