5日のフジテレビ20時からのアンビリーバボー。

この番組で、大府高校野球部の補欠生の最後の大会について

取り上げていた。

野球で名門の高校。部員は多く、みんな実力のある高校球児。

甲子園出場の夢を見て小さいころより厳しい練習を積み重ねて

きている。



しかし、レギュラーの人数は決まっているので、その枠を

外されるものは補欠となる。

この時期は、夏の甲子園に向けてのレギュラーの部員の練習の為に

補欠は練習できなくなるとのこと。



その為、補欠がレギュラーとなり、実践最後の試合を66日に

設けていた。この日はいつもとは逆点となり、レギュラー部員は補欠の

仕事をして、補欠のサポートをする。

それをテレビでドキュメンタリーとして放映した。



補欠の高校生は、それぞれに様々。

以前からわかっているもの、補欠の試合の前日にレギュラーを外されて

補欠になる悔しい思いの高校生もいた。

鳴り物入りで野球名門の高校に入ったが、肩を痛めて補欠になった子もいた。

明日からもう実践の野球の練習は出来ない。

甲子園出場への今までの努力も、試合に出る以前でもうしなくてよいとなる・・・。

夢は終わりとなる。



補欠を言い渡された親たちも様々に悔しい思いをしていた。

昨日までレギュラーだったのに・・。

今日まで、子供の夢の為に家族が全部動いてきた・・・。

補欠となった子供の親たちは、子供の為に食のホローや、

送り迎いなど一生懸命にしていた。

子供の悔しい気持ちをひしひしと感じ、泣いていた。



実際の補欠の子たちは、みんな親に感謝の気持ちを持ち、

親にお礼をちゃんと言っていた。素晴らしい高校生たちだった。



私が今回ブログで書きたかったのは、悔しい思いを

伝えたいのでなかった。



彼らに、「これが最後でなく、これがスタートだと」

言いたかった。そして、

「あなた方は、なんてラッキーなんだと』と言いたかった。



確かに甲子園を目指してきて、好きな野球すら明日から出来ず、

もう夢は閉ざされ今は悲しいかもしれない。



でも、そんなことは、高校生の彼らの人生のほんの1ページ。

これでもう夢を終えようとするのか、甲子園に出なくても、

やはり野球が好きだ。やりたいと思い、進学してもさらに

頑張ってするのか。

自分をいっぱい振り返ってどう強く生きるのか。

人として一回り大きくなっってほしい。悔しい思いでなく。



そして補欠でなかったら、全国版のテレビで

取り上げられることもなかっただろう。

しかし、補欠になったからこそ、一般人はなかなか出られない

テレビに取り上げられている。レギュラーの人の名前は、

少ししか出ていない。

レギュラーだったか急に補欠になった高校生は、

何度も画面に出ていた。名前も、家族も出ていた。

彼がレギュラーだったら出ていないはず。

だから、きっと運がある。ラッキーなんだと思う。

映像で自分の野球姿が残るのだから。



これは、本当に人生の1ページ。もっともっと大きくなって

振り返った時に、それが良かったと言えるように

出来るのはこれからの人生の歩き方。

人生において何度もこんな悔しい思いはいっぱいある。

でも死ぬわけじゃないから、

やり直せるし、他の方法がいくつもある。



人生に運があるからこそ、それをテレビに取り上げられる。

それは彼らが今まで死ぬほど頑張って練習してきたからこそ、

余計にテレビは見せる。



これが終わりでない。これは人生のほんの1ページ。

これからがスタートである。これが人生のラッキーかもしれない。

ラッキーだとするのは、これからの歩き方で決まるかもしれない。



そして、補欠になったのに、テレビで取り上げられる。

きっと運がある!!

全国にたくさん補欠がいる中で、同じような思いをしている子が

たくさんいるはずなのに、自分はテレビで取り上げられて

全国版で放映されている。なんて運があるのかと思ってほしい。



だから、だから悔しい思いは一瞬で、

さらに大きくなって頑張ってほしいと思いました。



ご両親が、やはり悔しい思いの涙を流されていました。

私も同じ立場なら泣くかもしれない。

でも、こんなことは人生で何度もあることだから。



だから一緒にもう泣かないで、

また昨日と同じように息子さんを後押しして、

さらに後押しして、夢を高く持って頑張ってあげてほしいな。

これで終わりでないから。これからがスタートだから。



と思いました。