- ツリーハウス/角田 光代
- ¥1,700
- Amazon.co.jp
八日目の蝉が映画化されて
話題になっていますが
角田さんといえば毒のある人物や
皮肉のちりばめられた作品が多かったのに
最近は深みのある物語に変わってきています。
これって自信のなせるわざなのかな?
さて、この話はいつもの現代ものではあるけれど
家族の過去を少しずつ明らかにしていくお話で
語らない祖母と、
深く考える生活から遠い孫の旅から
紡ぎだされるもの。
ピースを集めながら読み進める感じ。
優しいような突き放されたような
微妙な空気が味わい深い本でした。