- 下流の宴/林 真理子
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よくまぁ、こういうタイムリーなテーマを
面白く小説にするよなぁと
毎回タイトルにも内容にも
感心させられます。
息子が二人いる母として
この家庭はいやーーーーーーーーーー。
絶対いや。
何を言っても励ましても
のれんに腕押しな無気力でも優しい息子。
悪いところだけじゃないのよと甘やかしてしまいそうでいて
でも歯がゆくて仕方がない息子。
おまけに見栄っ張りだけれど頑張りやの娘。
どっちもキツすぎませんか。
どんな子供でどんな親が幸せなの?
よそはよそ、うちはうち。
というキーワードが出始めるころから
だんだんと見える世界が広がっているのですが
所詮井の中の蛙。
世界はもっと広くて
激しい不幸もあれば、突き抜けた幸福もあり
知れば知るほど自分の幸せ位置が変動してしまう。