南麻布にある和食割烹といっていいのか。
居酒屋にしてはお値段強気なお店。
麻布十番駅から徒歩8分ほど歩きます。
メニューはこんな感じ。
月替わりメニューのようです。
HPでもメニューは公開されています。
http://www.azabu-araki.com/menu.html
まずは暑いのでエビスで一杯。
生小と生中があります。
このカップ、小の分だけエビスが赤いタイを持ってる福バージョン。
なんか当たりをもらったぽい気分で嬉しい
モッツァレラとトマトのサラダ。
あじのたたきです。
かなりボリューミー。
赤鶏のもも肉。
めちゃめちゃジューシーで激うま。
このあたりから日本酒バカスカ。
黒龍、取手川、香露、天吹、春鹿。
飲みすぎだって
日本酒がうまいと料理も進む。
うーん。その逆なのか?
濃い味です。
今回一番おいしかったもの。
新さんまです。
ワタの苦味もなんともいえず、身もめちゃめちゃ太っていて美味。
そろそろ〆のおしんこを。
ちょっと古めのぬか漬けですね。
懐かしくていい具合。
しじみの味噌汁と梅じゃこごはん。
お酒もこだわってすばらしい。
でも、惜しい。
二人でこれしか食べていなくて17000円という値段も
雰囲気があれば問題ない。
美味しいんだから、仕入れも高いだろうと想像できるし。
だけど、この値段を出すならもうちょっと
気を使ってほしいものがある。
まず、店の厨房に子供の姿が見える。
店じまいしていないのに、換気扇の掃除を始める。
まだ数組の客がいるにも関わらず店主と家人の店員が
ビールを飲み始める。
居酒屋として安くてフレンドリーを売り物にしているならいざ知らず
いくら美味しくても「当たり前」のようにされると
せっかく訪問した客側は興ざめだと思う。
たとえば、育児休暇や育児タイムを利用している人がいても
みんなの協力を得ていると自覚して取得している人と
当然の権利として当たり前の顔をされるのとでは
随分と後の人に与える影響も違うように。
接客業に「当たり前」はないのではないかと思わせるお店。
気を使ってもらうのが当然とは思わないけれど
とっても残念な気持ちになったのは事実。
子供がいる私ですらそう思うのだから
もっと色々思って、黙ってこなくなる客は多いのではないかな。
それともそういう事を思う客は求めていないのか。
美味しいのに惜しいなぁ・・・。
たぶん、なじみ客にでもならないと楽しみきれないだろうな。
南麻布 あら喜 (みなみあざぶ・あらき) (居酒屋 / 麻布十番)
★★★★☆ 3.5
東京都港区南麻布2-6-17
03-3798-1995