メリル・ストリープを初めて見たのは
ソフィーの選択という映画でした。
学校で半ば強制的に見せられた映画でしたが
とにかくものすごく感動したんです。
内容について深い意味を感じられるようになったのは
もっとオトナになってからですが
とにかく、メリルの演技に圧倒された記憶があります。
そんなメリルですが、本作では
クレバーでシニカルで
イヤミなほどデキル女で
誰もが畏れつつ崇拝しているボスを演じています。
そんな鉄の女にも弱みもあり、年老いた一面も持ち
という、細やかな演出をサラッと演じきり
ラストの微笑みは、観客を魅了すること間違いなし
という感じ。
プラダを着こなすファッション雑誌の編集長ミランダ(メリル)の
アシスタントに採用されたのが
頭はいいけどファッションに興味なしのアンジー。
でも、ミランダからは最初「エミリー」と呼ばれてしまいます。
ミランダにとってはアシスタントは人にあらず
全員「エミリー」。
けれど、認められたらきちんと「アンジー」に昇格。
そしてあこがれのパリコレにも同行するほどに。
ただし、仕事に熱中すると、プライベートが
うまくないのは全世界共通のようで
彼氏や友達から「付き合いが悪い」だの
「前と違う、冷たいやつ」だのという評価に。
ミランダが悪魔の側面だけではないと知ってしまったアンジーは
それでも一生懸命仕事に没頭するのですが・・・。
仕事も恋もなんでも欲しい
なんて甘いこと言うんじゃないわよ!
とカツを入れられてみてはどうでしょう。
何かを犠牲にせずに、何をも得ることはできない
っていうのは最近感じることです。
(文句言うばっかりの人にぜひ見せてやりたい)
しかし・・・アン・ハサウェイの黒目はでかいです!
そして、あのファッションはうらやましすぎです!