- グレアム・グリーン, 丸谷 才一
- 負けた者がみな貰う
ちょっとレトロな表紙なのになぁ。
表示されないや、チッ。
数字ラブの40代経理部員が
若い女性と再婚することになり
二人は質素で堅実な結婚式を計画。
が、なぜか、勤務先のボスの気まぐれで
カリブで結婚式をするよう指示されてしまいます。
指示された日にカリブに行っても
ボスはすっかりそんな話は失念してしまってるようで
ぜーんぜん来やしません。
いきなり見知らぬ場所に二人は放置されてしまいます。
が、ラブラブな二人は、自分たち流に
カリブでの結婚式をすませ、
幸せな新婚旅行が始まるハズでした。
が、カリブといえばお約束のカジノがあるわけで
この男性、自分の考案した数字を使ったシステムで
カジノで馬鹿みたいに儲かっちゃいます。
最初はカリブでの支払いをしてくれるはずだった
ボスが全然現れないので
お金の心配ばっかりしていた二人。
でも、ロールパンとコーヒーだけで
数日を過ごしたりとそれなりに幸せに過ごしていました。
なのに、儲かってからはこの男
数字の魔力(自分のシステムの威力)を
どこまでも試したくなって
新妻そっちのけで賭博にうつつを抜かすのです。
寂しい新妻とこの男の関係はどんどん悪化していきます。
人生において大事なものは何なのでしょうか。
まぁタイトルがこうなので
ハッピーエンド?と思って読み進めますが
翻訳モノという堅さを感じさせない名訳だと思います。
ホワッといいお話。