さまよう刃 | 丸の内OLの生活

丸の内OLの生活

楽しいエンタメライフ☆

過ぎてしまえば忘れてしまう記憶を、ここに残しちゃおう!

お勧めの映画や本、グルメ情報があればぜひ教えてくださいね。


著者: 東野 圭吾

タイトル: さまよう刃

もしも、愛する子供が
レイプの挙句に殺害されたら・・・。
その犯人が未成年で、
法律上まだ保護される立場であったら・・・。
そのとき復讐という手段を取らずに
法の裁きに委ねられるであろうかという小説。


今の法制度では未成年者の犯罪に対して
ある程度の開示はされてきているとは言え
被害者側に何の救いも癒しも与えず
「やられ損」という状態になってしまう。
それは誰もが知っていながら
「そういう事になっている以上、復讐なんて」
と表面上は思う。
が、当事者となったらどうだろう?


つい最近では小六の女の子が同級生に殺害され
心情を吐露する父親という姿を目にしたけれど
あれにしたってかなりの推敲を重ねた文章に違いない。
本音が全て出ているわけがないと思ってしまう。
こういうブログだってそうだけれど
読者を意識して書いていないかといわれると
絶対意識しているはずなんだから。


悩みながらも復讐を遂げずにいられない父親
その父親の心情を理解しながらも
当事者になれず復讐に反対する人たち。
刑事物がお得意の東野さんが
本領発揮という感じのオチまで持っていってます。
単純に終わらないラストがいい。