今日は連休の最終日
尊敬するO先生のピアノ発表会へと
出掛けてきました
第一部のソロ演奏、
機知とユーモアいっぱいの第二部と
音楽の魅力に満ち溢れた
素晴らしい発表会でした
感動でいっぱいなのですが、
心の奥底で感じた気持ちを
今回は綴りたいと思います。
演奏を聴いてから
もう何時間も経つというのに
今まで ずっと私自身が求めていた
思いが湧き上がってくるのです。
それは、第二部でO先生とYくんが
連弾で演奏された
『365日の紙飛行機』。
紙飛行機を上手く飛ばし、
遠くへ飛んで行く
紙飛行機に見とれているうちに
どこへ飛んで行ったのか
わからないような
そんな光景に陥ったのです。
お二人の演奏に聴き惚れていた瞬間、
飛んで行け、飛んでみよう~
まるで、紙飛行機はどこ?と
一瞬の出来事に
我を忘れ…
見失った、音を探し求めている
私がいました。
Yくんの演奏は、
その音の消えて行く瞬間の、
一瞬の間の取り方が絶妙だったのです。
音は一瞬で消えてしまうけれど、
消えてしまう儚さがある故、
心に残る美しい音を、
懐の深い音を、
命が揺さぶられる音を
追求するのですね。
演奏後に、私は
YくんとO先生に
この思いを
興奮して話してしまったのですが、
紙飛行機はどこへ行ったの?
未だにそんな世界に私はいます。