バランス悪く一生懸命走っている息子。

走っているつもりだろうが、
実際正しく表現すると早歩き。
  
とても愛しい姿。

私は自分のこの頃を覚えていない。
私の母も、 
子供のよちよちと走る後ろ姿を追い、
こんな気持ちになったんだろうか。

久しぶりにテレビ電話で母の顔を見た。
母の顔は想像以上に老けていた。
私が覚えている母の顔はなくなっていた。
子供の頃から“母の顔”と覚えている顔と違った。
母親の顔から、
おばあちゃんの顔になっていた。

少し動揺した。
まだ先とはいえ、
いつかは来る別れを想像せずにはいられず、
電話を切って涙が浮かんだ。
私はこの別れに耐えられるのだろうか。

母は、私や弟たちの小さかったころの思い出をたくさん持っている。

私が持っていない自分の思い出。

私が母親になってから、
息子の思い出が私の思い出。
息子は忘れてしまうであろう思い出。

母は私たちの思い出を胸にしまってこれからも最後まで人生を歩む。

私も息子が成人して自立して離れてからも、
このたくさん思い出を、 
愛しい感情も含まれた思い出を、
胸にしまって最後まで歩むのだろう。



何て表現すればいいかわからないほど
色んな感情がわきました。
子供の小さく、愛しい姿を追う時、
そして、
時間はどんどん経過していることを
感じる時、
とても、何とも言えない、切ないような美しいような悲しいような気持ちになります。

そんな今を少し書き綴ってみました。



つい昨日まで発狂しそうだったのに、
今日は切なさでいっぱい(笑)

久しぶりにダンス練習しにいくので、
すっきりしたいと思います!