クローン病で海外留学する feat.ヒュミラ

クローン病で海外留学する feat.ヒュミラ

ヒュミラとともに10ヶ月の海外留学をおこないました。必要な方に情報提供できたらと思って書きます。
質問などありましたらご遠慮なく!答えられる範囲でお答えします!

Amebaでブログを始めよう!

日本でクローン病患者をしていると、お薬を処方され、場合によっては手術などによる治療をおこないつつ、しかし患者本人としていちばん「あー、自分は普通の病気とは違うんだなぁ」と感じるのは食事のときではないでしょうか。食事制限・食事療法はたぶん程度の差はあれ、みなさんやっておられると思います。そして、たとえそれほどネガティブな捉え方ではないにせよ、「自分のおなかは他人とは違う」というのはぜったいに意識すると思います。


まだクローン病のハッキリした原因はわかっていませんが、食の欧米化や、それに伴う脂質の摂取量の増加が原因のひとつではないかとも言われていますよね。じゃあ、そもそもの欧米ではどうなんだろう


僕は向こうの医師から病気に関して特に指示を受けていないので、欧米のクローン病患者に対する、いわゆる「指導」というのがどういうものなのかよくわかりませんが、たぶん日本よりもユルいんです。ユルいというか、患者がなるべく病気を気にしなくてもいいようになっているとでも言いましょうか。


寮の隣の隣の住人と共同キッチンで一緒になったときに、偶然彼もヒュミラを使用していることを発見しました。正確には、彼が冷蔵庫に入っている僕のヒュミラを見つけて「あ、お前も?!」ってなったんですね。ヒュミ友ですよ。彼の名誉のために言っておきますが、共同キッチン・共同冷蔵庫だから、たまたま僕のヒュミラが彼の目に入っただけですよ。人の冷蔵庫を勝手に開けるような人間ではないです。


で、彼なんですが、普通にバターをブワーって使ってステーキ食べたりとか、冷凍のピザをチンして食べたりしてるんですよね。そりゃクローン病患者でも、症状のいいときにはちょっと油っぽいもの食べたりもしますけど、たぶん彼はコンスタントにそういうもの食べてたんですよね。「欧米の食事」をね。欧米人なんだから当然ですけど。それは日本ではご法度ですよね、きっと。


だからそういうのを見ていると、国によって同じ病気でも対応の仕方が違うのかなぁと思いました。国によって人体の構造というか、内臓器官の特徴とかありますからね。アルコールを分解しやすいとか、海藻類をまったく消化できないとか、そういうのも影響しているのかもしれません。

あと、少なくとも僕が留学した国では「なにか症状が悪くなったらまた診察に来て」というスタンスでしたから。「悪くならない限りは、処方せんだけ請求してくれればそれ使って薬もらって、投薬をつづけてね」と。

日本では僕は、状態に関わらず隔月で診察受けに行きますから、その違いはけっこう大きいです。

たぶん欧米は大体、そういう「悪くなったら診察」タイプだと思います。


まあヒュミラはクローン病だけでなく、リウマチとかにも使われますから、彼も胃腸ではなくて他のところに不調があるのかもしれないですけどね。でも、僕は彼と一緒によくサッカーもしましたからね、リウマチの人ってサッカーできるんですかね。
ヒュミラがすごいのかもしれないし、おなかでもリウマチでもなく、他の部位に彼は人知れず苦しみを抱えていたのかもしれない。いずれにせよ、僕らが一緒にサッカーできたという事実は喜ばしいです。おなかが痛くても、ひざが痛くても、サッカーはできませんからね。

次のpart2では、病気を持っている人にかぎらない、いろいろなマイノリティー(少数派)の人がそのことをあまり意識しないで快適に暮らせるということについて書こうと思います。