今日の朝刊に『「うつ」についての用語について』という記事が載っていました

以下、抜粋して...


「うつ」には症状と状態病名という異なるレベルでもちいられており、

「うつ症状」、「うつ状態」、「うつ病」と呼称されてきましたが

それぞれの区別はつきにくく

例えば、「うつ症状」は必ずしも「うつ病」の場合にしか見られないのではなく

二日酔いの朝の落ち込んだ気持ちは、

「うつ症状」と呼ぶべきものですが「うつ病」のように

何か治療を必要とするわけではありません


「うつ状態」、「うつ症状」には、抗うつ薬は効果が少ないだけでなく

むしろ、有害な作用を生じることがあるので注意が必要です

         

                              以上


今の世の中、全部とは決して言いませんが

「うつ病」でもないのに「うつ病」というレッテルを貼られ

自分は「うつ病」なんだと思い込まされ

カウンセリングを受ければ受けるほどお薬が増え

もしかしたら、お薬の副作用のせいで、

益々追い込まれて行ってているのかもしれないのに

それに気づかず、「自分はうつ病なんだ」と悩み、益々自分を責めて追い込み

そこから脱出したくても、どうすればいいのか、どこへ行けばいいのかわからず

もがき苦しんでいる方が大変多いように思います


実は、私もその中のひとりでした


10年ほど前手術後、心身共にまだ完全に回復していない時に

結構長時間の勤務で

苦手な車の運転を必要とする営業の仕事についたのがきっかけになり

過呼吸を起こすようになり、運転中身体が硬直し、息が止まりそうになって息絶え絶えに

仕事場に戻り、救急車を呼んでもらった事もありました

それで運転に対する恐怖も出てきて、運転出来なくなり、仕事も結局辞めることになったのですが...


このような症状をどこに相談に行けばいいのかわからず、

心療内科にいったところ、

「不安障害」という病名でお薬での治療を開始しましたが

診察の度にお薬が増え、どんどん体調も悪くなり

自分が泥沼に引き込まれていくようで益々不安な日々を送るようになりました


このままでは、子供との生活を取り上げられるという恐怖と

良くなりたい一心で

腰痛でお世話になっていた先生に相談したところ

「うちで治療できますよ

ですが、飲み始めたお薬を急に辞めるのは怖いので

漢方を併用しながら、少しずつお薬を減らしていきましょう」

と言ってくださり、新しくお薬を減らしていく治療を始めることが出来ました


なんで腰痛の病院で...?と思われる方もいらっしゃると思いますが

この病院は、東洋医学と西洋医学の両方から診てくださる統合医療で

未病からも対応してくれる病院だったんです


心療内科のお薬の服用が半年にもなっていなかったのに

そのお薬を飲まなくていいようになるまでに数年かかりましたが

その間、その先生はどんな話でも受け入れて聞いてくださり

その時その時の症状に合わせて処方してくれましたが

今思えば、ただの一度も「病名」は言われていませんでした


お陰様で、その先生と回りの人々に助けていただきながら

お薬を飲むこともなく、日々笑顔で過ごすことが出来るようになりました


今改めて思うことは

誰が決めたかもわからない「常識」、「こうでなければならない」

「自分はさておき人のため」、「親の言うことをそのまま受け入れるのが素直な子」

などなど、本来の自分、本来の生き方を押し殺してきて生きてる

だけど、潜在意識はちゃんと知っているから、そのギャップの中で

不調をきたし、生きにくさを感じてるのに

いろんな状況でがまんしてたりするから、心と身体のバランスを崩し

原因がわからないから病院に行き、心療的な病名をつけられ、

それによって病人にさせられてる人は沢山いるのではないかと思います


最近、ちょくちょく来て下さるお客様と

ゆっくりお話する事ができたのですが

その方は一時引きこもりになっていて

心療内科に行ったら「発達障害」と診断されたそうです


「発達障害」とは

数多くいる中で、少数派の考え方や行動の仕方だったりすることなのらしいのですが

その方はいろいろ調べて、

それは自分の個性だと受け取れる事ができて、返って楽になったそうです


だって、天才的な人は世間の常識から見たら

一風変わった人が多いですもんね(笑)


その方は

「発達障害」という病名はつけられたけど、病人にならず

「これが自分なんだ、自分らしく生きたらいいんだ」と受け取る事によって

自分本来の生き方を取り戻したんだと思います

そのお話を聞いて、言葉にならないほど

なんて素晴らしい選択のできる、なんて素敵な方なんだろうと感動しました


そして、まだ小さいお子さんをお持ちなのですが

子供さんの個性も尊重できる自分が嬉しいそうです


お子さんもそんなお母さんに育てられて

のびのびと才能を発揮できるのではないでしょうか


今地球はどんどん変化し、2分化されていってるという話をよく聞きます

そんな中で、「ねばならい生き方」に違和感を感じ、

生きにくさを感じ始めてる方は増えているのではないでしょうか


それは、これからの時代に移行するために

自分のやるべきこと、本来の自分を思い出してきてるのではないかと思います


ずっと私が伝えたかった事、今日の記事がきっかけになりました

思いのまま、ずらずらと記しましたが

言葉足らずだったり、もしもどなたかにとって傷つけるような心ない表現がありましたら

心よりお詫び申し上げます


ただただ、自分の経験をお話させていただくことによって

今苦しんでる方のひとりでも何かの糸口となっていただければと願うばかりです