僕の初恋は中学2年生のころだった
相手は女の子じゃなくて
パンクロックだった。
その衝撃は半端じゃなかった
今もその衝撃は越えられていないかもしれない
それまでの僕はパンクロックはもちろん音楽そのものが嫌いだった
街で流れるポップミュージック
あいつが歌うポップミュージック
学校ではCDのオリコンチャートなんかをちゃんとチェックして無いと会話に混ざれないんだぜ
僕はそんなルール聞いてなかったもんだからとたんにしゃべる相手は居なくなってしまった
僕はつまらないクラスとつまらない部活(バスケ)にはさまれたもっとつまらない生活を強いられた
砂をかむような毎日
そんな時僕は小説に逃げ込んだ
SFの小説ミステリーの小説なんかをよく読んだ
青春小説なんかもよく読んだな
作家でいえば宗田治や宮部みゆきなんかが好きだった
そのころの楽しみはというと
頭の中で
ミステリーで殺される人をクラスの嫌いなやつって設定で
想像しては楽しんでいた
今思うと完全に狂っていると思う
可愛そうな中学生だ
想像だけでは済まず小説すらも書いていた
しかも、全部実名。
しかし、そんな生活の中でも宗田治の「僕らシリーズ」のような仲間もいつか絶対作ってやるんだって思っていた
そんな暗い毎日そして休み時間を送っていた僕に一筋の光が当たった
隣の席の白石(女)ってやつが話しかけてきた
たしか白石も小説が好きでパンクロックが好きだった
彼女はクラスでは目立つ方だったと記憶している
そんなやつが僕に話しかけてきた
「ねぇグリーンデイって知ってる?」
その当時、人と目を合わせてしゃべれないって病気のを持った僕はうつむきながら
さして興味は無いと言うようなそぶりで小説を読んだ振りをしながら
「シラネ」
って一言だけ返した。
本当は話しかけられてすごい驚いたしうれしかったんだと思う
しかし、僕にはそれを伝える勇気がなかった
そしたらたしか
「これ聞いてみ」って
グリーンデイのCDをなぜか貸してくれたんだ
そのグリーンデイのCDはケースが壊れてて別のに歌詞カードとCDだけが乱暴に入っていたものだった
家に帰って聞くと
なぜだか涙が出てきた
不規則に早くなっていくドラムが僕の心臓を強く打った
生きていてもいいんだって思った。
それからずぶずぶとパンクロックのとりこになっていった
みんなが知らない世界を知っているっていう優越感もあった
パンクロックを聞いていると自分にも何かできそうな気さえしてきた
何かできるんじゃないか?
何でもできるんじゃないか?
今でも一番好きな甲本ヒロトにも出会えた。
僕は中学生って言うアンバランスな危険な時期に
何とか転ばずに持ちこたえ
思春期で初めてちゃんと友達ができた
白石とパンクこれはでかい
白石もでかい(ほんとに)
ぼくのBGMはいつでもちょっと早くてポップなパンクロック
だけど、以前地元のカラオケBOXで泥酔していたとき白石に会った
無視されたんだ
しばらく会ってなかったしお互い中学のころとはもちろん違う
あの時みたいに付き合わずにあんなに仲良くは今はできないと思う
おい、白石今何してんだよ!彼氏と一緒だったから無視してんじゃねーぞ
相手は女の子じゃなくて
パンクロックだった。
その衝撃は半端じゃなかった
今もその衝撃は越えられていないかもしれない
それまでの僕はパンクロックはもちろん音楽そのものが嫌いだった
街で流れるポップミュージック
あいつが歌うポップミュージック
学校ではCDのオリコンチャートなんかをちゃんとチェックして無いと会話に混ざれないんだぜ
僕はそんなルール聞いてなかったもんだからとたんにしゃべる相手は居なくなってしまった
僕はつまらないクラスとつまらない部活(バスケ)にはさまれたもっとつまらない生活を強いられた
砂をかむような毎日
そんな時僕は小説に逃げ込んだ
SFの小説ミステリーの小説なんかをよく読んだ
青春小説なんかもよく読んだな
作家でいえば宗田治や宮部みゆきなんかが好きだった
そのころの楽しみはというと
頭の中で
ミステリーで殺される人をクラスの嫌いなやつって設定で
想像しては楽しんでいた
今思うと完全に狂っていると思う
可愛そうな中学生だ
想像だけでは済まず小説すらも書いていた
しかも、全部実名。
しかし、そんな生活の中でも宗田治の「僕らシリーズ」のような仲間もいつか絶対作ってやるんだって思っていた
そんな暗い毎日そして休み時間を送っていた僕に一筋の光が当たった
隣の席の白石(女)ってやつが話しかけてきた
たしか白石も小説が好きでパンクロックが好きだった
彼女はクラスでは目立つ方だったと記憶している
そんなやつが僕に話しかけてきた
「ねぇグリーンデイって知ってる?」
その当時、人と目を合わせてしゃべれないって病気のを持った僕はうつむきながら
さして興味は無いと言うようなそぶりで小説を読んだ振りをしながら
「シラネ」
って一言だけ返した。
本当は話しかけられてすごい驚いたしうれしかったんだと思う
しかし、僕にはそれを伝える勇気がなかった
そしたらたしか
「これ聞いてみ」って
グリーンデイのCDをなぜか貸してくれたんだ
そのグリーンデイのCDはケースが壊れてて別のに歌詞カードとCDだけが乱暴に入っていたものだった
家に帰って聞くと
なぜだか涙が出てきた
不規則に早くなっていくドラムが僕の心臓を強く打った
生きていてもいいんだって思った。
それからずぶずぶとパンクロックのとりこになっていった
みんなが知らない世界を知っているっていう優越感もあった
パンクロックを聞いていると自分にも何かできそうな気さえしてきた
何かできるんじゃないか?
何でもできるんじゃないか?
今でも一番好きな甲本ヒロトにも出会えた。
僕は中学生って言うアンバランスな危険な時期に
何とか転ばずに持ちこたえ
思春期で初めてちゃんと友達ができた
白石とパンクこれはでかい
白石もでかい(ほんとに)
ぼくのBGMはいつでもちょっと早くてポップなパンクロック
だけど、以前地元のカラオケBOXで泥酔していたとき白石に会った
無視されたんだ
しばらく会ってなかったしお互い中学のころとはもちろん違う
あの時みたいに付き合わずにあんなに仲良くは今はできないと思う
おい、白石今何してんだよ!彼氏と一緒だったから無視してんじゃねーぞ