こんにちは。
久しぶりにベーレンハンドリングです。

しかし大きくなりました。
現在180センチほどでしょうか。
今日は、ベーレンの飼育環境と、ベーレンを実際飼育してみて思ったこと等つらつらと書いていこうと思います。
ただ、家のベーレンの話ですし俺はこの一匹しか飼ったことないので他のベーレンに当てはまるかは正直謎です(笑)
まず、ケージは三晃のパンテオンホワイト60×45×45です。
それに紫外線灯と保温球とプレートヒーターです。

ベーレンパイソンは標高1000mとかの高山に住む蛇で、昼は高温、夜は低温という環境に生息しているそうです。
そして、他の蛇にはないベーレンの特徴としては昼間にバスキングをするそうで、そのために紫外線灯をつけております。
しかし本当に紫外線灯が必要なのか?と言われますと正直わかりません。生息環境を再現するのはとても大事な事だと思ってますので、恐らく間違ってはいないと思います。
そして、生息地では昼夜で温度に差が出るそうなので、サーモで昼28度、夜26度に設定しております。
繁殖方法もよくわかっておらず、さらには数年飼ってから突然死するというのも聞いたことがありますが、飼育している人のブログ等見ていてもそういった記事は出てきません。
ビバガには消化機能が弱い傾向にあるとありましたが、なにをもってそう言っているのでしょうかね?吐きやすいからかな?
去年の11月15日に体長80cmくらいのサイズで迎え入れ、現在は体長1.8m程、体重1.8kgに成長しております。
非常に順調に成長してますが、実は今までに二回吐かせてしまったことがあります。
1回目は俺がアホだっただけですけど、餌あげた直後ベーレンが水入れに入った時に霧吹きしまくったせいで水に潜ってしまい、そこで水を飲みすぎたか単純に防御本能によってかはわかりませんが、吐き戻してました。
二回目も俺のミスなのですが、単純に満腹が知りたくてあげすぎました。お腹パンパンで消化しきれないと思ったのか吐いてしまいました。
しかしこの二回の経験からは消化機能が弱いという事を決定付けることはできませんし、消化機能の問題ではなく、単純にベーレンパイソンという蛇がデリケートでストレスに弱いんじゃないか?と思っております。
これは生息地の関係と思いますが、脱皮前の湿度は70%程保てないと失敗します。ボールはあまり気にしなくても脱ぎますよね。
その代わり極上の触り心地です。
あとは、一度冷凍マウスやラットに餌付いてしまえば、特に餌に関して苦労することもなく順調に成長してくれるようですが、一度拗ねさせてしまうとかなり厄介な事になるようです。
というのも、俺がベーレンを迎えたあるショップが過去に2.5m程のベーレンをイベントにつれていき、お客さんに触らせたりしていたそうです。
しかし、イベントが終わってからも元気だったのに一切餌を食べなくなり、そのまま衰弱して死んでしまったとの事でした。
このことからベーレンパイソンが非常にデリケートであると言えます。
さらには、ベーレンは非常に頭のいいパイソンと言われており、餌を食べるときも冷凍であれば絞める事はせず、そのまま飲んでいきます。その餌が生きているのか、死んでいるのか理解していると思います。
お腹が空いているときは俺のベーレンは素早く飛んできますが、二匹目三匹目の餌はじっくり匂いを嗅ぎ、そのまま口を開けて飲んでいきます。
こういった、他の蛇にはない知能?があるようで、頭がいいからこそストレスをより感じてしまうのかな。ベーレンは、ストレスを感じてもそれを表に出さないため気づいたときには手遅れだそうです。
突然死については、正直何が原因かまったくわかりません。どちらにせよ、給餌の際には腹8割ほどで止めてます。
早く大きくしたいですが、パワーフィーディングでガンガン給餌しても体によくないでしょうから。
どの動物でも言える事ですが、結局はベーレンでも個体によって性質が違って当たり前で、正解なんてものはないのだと思います。
飼育の難しい蛇と言われたりしますが、今のところ我が家では特に問題もなくすくすくと育ってくれてます。
餌もくわえさせたらあとは押し込んでやってますが、まったく気にせず呑んでいきます(笑)餌と間違えて飛んでくることもなく、楽にハンドリング出来てとにかく可愛いです。何より見るものを圧倒するあの厳つい顔、虹色のベールに包まれた漆黒の体。みなさん一度飼ってみて下さい。ハマりますよ!
今後はとりあえずじっくりと3mオーバー目指したいと思います。
そろそろ♀が欲しいですが、いつになるやら。。。。

長くなりましたが、今日はこの辺で!