また嫌なニュースが世間を賑わせていますね。

再婚した相手の連れ子に対してのDVや、最悪その尊い命を奪ってしまう…。

あってはならない事ですけど。本当によくありますよね💧

小学四年生といえば、もうなんでも理解している年頃です。
しかし、まだまだ感情を上手くコントロール出来る年ではありません。


亡くなった子の気持ちを考えてみました。

お母さんはシングルマザーですから仕事や家事で忙しく、あまり子供と向き合う時間はなかったのかなと想像します。
でもまだ小学四年生の男の子です。
まだまだお母さんに構ってほしい、甘えたいという気持ちは多分にあっただろうと思います。

ずっとその寂しさに耐えていたと思います。

さらに言えば、小さいながら男である自分がお母さんを守っていかなければならないんだ、という意思もあったのかと思います。

そこに知らない人がやってきて、これからは家族だよ、お母さんはもうあなただけのものじゃないんだよとなる訳ですよね。

到底受け入れられないと思います。

自分だけのものであったはずの母を他の人にとられてしまったという感情。
大人でいえば、不倫相手に妻をとられてしまったという気持ちに近かったのかなとも思います。

子にとっては当然義父が許せないと思います。
おそらくこの義父に対し強い憎しみを覚え、キツくあたったんじゃないでしょうか。

よほど上手に立ち振る舞いのできる義父でない限り、決して心を開くことはないでしょう…。


次に義父の気持ちを考えてみました。

再婚するのですから、少なくとも妻を愛しているのだと思います。
もちろん連れ子とも仲良くし、良い父になろうという決意もあったんじゃないでしょうか。

しかし、いくら仲良くしようとしても子供が反発してくる。
再婚とはいえ一緒に住みだして間もありませんから、まだまだ2人の時間も欲しい時期でしょう。

それを意図的に邪魔される、ましてや自分の事を憎んでいるとなればますます消えてほしいという感情が強くなっていくことでしょう。

そして、いつしか手が出てしまうのでしょうか。

上手くいかないから力で解決しようなどと、大人として恥ずかしいですね…。



こうなってしまわないために、犯罪を未然に防止出来たのは母親だけだったのかなと私は思います。

子供はまだまだ小学生。
再婚前にきちんと我が子と向き合い、話をし、どういう気持ちなのか、本当に再婚して良いのか?
再婚する前にもっと時間を費やす必要があったんじゃないでしょうか?

文字通り子供の事をいつまでも子供扱いし、耳を傾ける事をせず、軽い気持ちとまでは言いませんが、一人の人間として見ることが出来ていなかったのかもしれませんね。

日々忙しいが故に、一番大切であり、知っておかなければならない筈の、我が子の心の成長に気付いていなかったのではないでしょうか?


まだ若いお母さんです。
再婚することはもちろん悪いとは言いません。
ですが、我が子の事を本当に理解しているならば、もう少し待つ必要があったと思います。

再婚相手というのは、そう簡単に見つかるものではないです。
このタイミングを逃してしまったら…、という気持ちもあったでしょう。

ですが、子のことを考えた時に、今が再婚するタイミングじゃないと少しでも思うのであれば、再婚を数年待ってほしいと相手に伝えるべきです。

相手にも子がいるのです。
その気持ちを理解し待てないような相手であれば
、残念ですがその方は再婚相手にはふさわしくないと私は思います。

新しい生活が始まってからでは遅いです。



その前に気付いてほしいです。


一番大切にすべき人が側にいることを。

そして、その人にとっては、あなたが世界で一番大切な人であることを…。