伝説的なエルヴィラの森
みじかくも美しく燃え(‘67)
監督:ボー・ウィデルベルイ
1889年に起きた、ヨーロッパ三大心中事件のひとつとされている
スウェーデンの陸軍中尉シクステン・スパーレと
大道芸人エルヴィラ・マディガンの
みじかくも美しく燃えた、“道行”(逃避行)を描いた作品。
劇中使用されたモーツァルトのピアノ協奏曲第21番第2楽章は
近年では“エルヴィラ・マディガン”という愛称にまでなってる。
すべてのショットが絵画的な美しさを放ち
彼らが最後の地に選んだデンマークの森は
後に“エルヴィラの森”と呼ばれ
口伝え歌にまでなって、今もなお伝説的に語り継がれている。