Vision/わたしは、幸福(フェリシテ)/カーネーションの卵 | Untitled

 

 

Vision(’18)日本フランス国旗

 

監督:河瀬直美

 

 

ついに、ジュリエット・ビノシュを迎えた河瀬監督。

 

が、しかし・・・・。

 

“Vision”という薬草を求めて、フランスから

わざわざ、奈良の山奥に来てもらいましたけど

粗ばっかり気になる今年ワーストの映画でしたね~(まだ1発目です)

 

フランス語通訳の女(美波)はお祖母ちゃんに会いに行くと

早々に帰ってしまうものの、ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏は

フツーに英語で会話してしまってるし(最初からお祖母ちゃん家に行けば?)

“1000年に1度”が“素数”だの、よく分からないこと言い始め

ノーメイク、角刈りの夏木マリは森の中で踊り出し

薬草のことなんか、どっかに飛んでいってしまい(笑)

 

EXプロデューサーがEXILE HIROなんですよ(別に韻は踏んでません)

そして、抱き合わせ販売のように、岩田剛典が出てるって・・・・。

 

ほんとに撮りたかった映画ですか?河瀬さん。

 

 

 

 

 

わたしは、幸福(フェリシテ)(’17)フランス国旗ベルギーセネガル国旗ドイツ国旗旗

 

監督:アラン・ゴミス

 

 

コンゴって2つあるんですよね(コンゴ共和国とコンゴ民主共和国)

この映画の舞台となったのは、コンゴ民主共和国の首都キンシャサ。

 

「幸福」という名前を持つ歌手フェリシテ・・・・と聞こえはいいけど

フェリシテは、なかなかの高慢な女で・・・・。

 

息子の交通事故で高額な医療費が必要ななったことをきっかけに

無下にしてきた人たちに頼らざるを得なくなり・・・・。

 

奔走するフェリシテをとおして、アフリカの厳しい現実が見えてくる・・・・。

 

セネガル系フランス人の監督が描く、土着的で力強い映像。

 

 

 

 

 

カーネーションの卵(’91)イタリア国旗

 

監督:シルヴァーノ・アゴスティ

 

 

映画製作のすべてを自分でやって、映画館まで自前で建て

入場券の“もぎり”までやる(笑)。究極のインディペンデント作家

シルヴァーノ・アゴスティの自伝的作品。

 

ロングレンジのフラッシュバックを使い、少年の目を通して

第二次世界大戦末期の混乱を見つめる・・・・。

 

この少年が女の子みたいに可愛らしくってぽっ

 

戦火を逃れて疎開した先が、少年の叔母さんだったかな?

小間使いとして働くドイツ将校邸なんですよね。

綺麗な叔母さんは、将校の愛人でもあり、大きなバスルームで

将校と裸で抱き合ってるんです。そんな光景を少年と妹は

ドアの隙間に顔をふんにゃって挟めながら覗くんです。

 

「これが、アモーレ(愛)なのね!」

 

“無垢”と“退廃”が混在した、素晴らしいシーン!

 

 

 

 

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