3つの心 あのときもしも(’14)
監督:ブノワ・ジャコ
カトリーヌ・ドヌーヴ×キアラ・マストロヤンニ親子。
さらに、毛並みの良さでは引けを取らないシャルロット・ゲンズブール。
おおぉ!すごい3ショットだ。 これは期待せずにはいられない。
あまり話題になってなかったけど・・・・ま、いいや。
期待に胸を高鳴らせながらの鑑賞だったのですが・・・・(ですが?)
パリで税理調査官をしている独身男マルク(ブノワ・ポールヴールド)
出張で訪れたリヨンでパリ行きの最終列車に乗り遅れ
シルヴィ(シャルロット・ゲンズブール)という物静かな女性と知り合う。
二人は夜通し街を歩きながらおしゃべりを楽しむ。
互いの名前も連絡先も告げないまま、駅に見送りに来た
シルヴィにマルクは、金曜7時パリのチュイルリー公園で
待っているから・・・・と言葉を投げた。
ところが当日、ほんの少しのすれ違いで会えなかった二人。
傷ついたシルヴィは同棲中の恋人とアメリカへ旅立ち
数か月後、いまだシルヴィを忘れられないマルクは再びリヨンを訪れる。
マルクがそこで出会ったのはシルヴィの妹ソフィー
(キアラ・マストロヤンニ)だった・・・・。
邦題に難あり・・・は、これに限ったことではないですが
この映画、劇場未公開で、WOWOWで放映された時は
「ラブトライアングル 秘密」 ヒドイでしょ~(笑)
ただ、こんなチープなタイトルに匹敵するぐらい、中身もチープ。
S・ゲンズブールとC・マストロヤンニの姉妹が同じ男を
好きになってしまって、母親であるC・ドヌーヴが距離を置きながら
静かに見守る(だけ)・・・・という構図なんですが
しょうもない三角関係の話で、途中からスマホいじりながらの
チラ見で十分な内容。3人ともよくオファー受けましたね。
監督に何か借りでもあったのでしょうか・・・・(1,000円貸しただろ~)
監督ブノワ・ジャコ? 『マリー・アントワネットに別れをつげて』 知らん。
『小間使いの日記』 ああ、はいはい。でも印象薄ぅぅぅ~。
3人の女優を完全に持て余してしまっていて、いや1人でも・・・
それなら、いっそのこと、3人でフリートークしてもらった方が(笑)
ここまで期待外れだったは久々なので、テンションだだ下がり
ただ、このまま、お終いにしてしまうのは忍びないので
3人の女優たちについてコメントして終わらせましょうか。
ヨレヨレの地味な服装に化粧っ気がないという外見でありながら
内に秘めた意思を感じさせたシャルロット・ゲンズブール
生真面目で、すぐメソメソしてしまい、『散りゆく花』の
リリアン・ギッシュのように指で口角を上げ、健気に笑顔を見せる
どんどんお父さんに似てきた、キアラ・マストロヤンニ (笑)
“泰然自若” カトリーヌ・ドヌーヴ(み、短っ)
愛は、比べられない…金曜7時、チュイルリー公園で待っていた運命
燃え上がる愛と穏やかな愛、大人の男と女に起きる化学反応の諸相。
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