我らの生活 | Untitled



我らの生活(’10)イタリア国旗


監督:ダニエレ・ルケッティ


“家族の絆” をテーマにしていますが、移民問題、不法就労といった

現在のイタリアが抱える社会派の側面も持った作品。

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愛する妻子とともに幸せな家庭生活を営みながら

ローマ近郊の建設現場で働くクラウディオ(エリオ・ジェルマーノ)

ところが3人目の子供をお腹に宿して入院した妻が

赤ん坊の出産と引き換えに思いがけず急死。

まだ幼い2人の男の子と乳児を抱え、クラウディオは途方に暮れる。

それでも絶望して立ち止まっているわけにもいかないと

一念発起して独立し、懸命に働きだしたクラウディオだったが…。

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建設現場でルーマニア人の警備員が事故で死亡する。

しかし、不法就労者のため通報すれば他の作業員の不法就労もバレてしまう。

納期まで工事を終わらせるために、通報できないクライディオ。

さらに闇屋から借金の取立てに遭い、彼らの給料が一瞬で飛んでしまう。

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イタリア人は、お金に対する執着心が高い人種なんですかね。

クラウディオに対し、ルーマニア人女性が

「イタリア人はみんな金があれば幸せだと思っている。」

「金は見せびらかすためにある。」 と言い返すクラウディオ。

イタリアの歴史が、こういう見栄っ張りな人種を生んでしまったのでしょうか(笑)

そして、EU圏外の人たちに対し異常な偏見を持ち、よそ者扱いする。

ただ、身内の繋がりは絶対的なものがある。クラウディオが追い詰められても

彼の兄姉たちは 「私たちはいつでも味方だ。」 と寄り添う。

姉の言葉が面白い 「ハイヒールは親戚みたいなもの。窮屈だけど、あれば便利。」


ローマ近郊の建設現場で働くクラウディオは、3人目の子どもを妊娠中の妻と2人の子どもに囲まれ、
愛情あふれる幸せな生活を送っていた。しかし、間もなく出産というある日、妻が事故で亡くなってしまう。
我らの生活 [DVD]/エリオ・ジェルマーノ,ラウル・ボヴァ,イザベラ・ラゴネー

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