ファミリー・プロット（’７６）
原作 ： ヴィクター・カニングの小説
監督 ： アルフレッド・ヒッチコック
ヒッチコックの遺作となった作品。
晩年の作品はさすがに衰えが・・・・なんていう声もあるようですが
肩の力が抜けた軽快さは、そんなに嫌いじゃない。
インチキ霊媒師のブランチ（バーバラ・ハリス）と恋人ジョージ（ブルース・ダーン）は
富豪の老婦人に取り入って、行方不明の息子を探し出す仕事を得た。
ブランチの調査によって、宝石店を営むアーサー（ウィリアム・ディヴェイン）が
その息子であることが判明する。だが、アーサーの裏の顔は、営利誘拐を繰り返す犯罪者であった。
自分の身辺を探るブランチに、アーサーは次第に危機感を覚えていく……。
ブランチとジョージ。アーサーとフラン（カレン・ブラック）
２組のカップルの物語が平行に進んで、やがて交錯する。
ブランチとジョージの、ちょっとマヌケなバカップルぶりが楽しい。
ブランチ役のバーバラ・ハリスがコケティッシュで茶目っ気たっぷりなんです。
ジョージにやたら夜のおねだりをるすんですけど、もう寝ると言われ
「何のために体力を温存するのよ！」
いいですね。バカっぽくて（笑）
恒例のヒッチコック本人のカメオ出演。
出ているけど出ていない。今回の登場の仕方はけっこう好きです。
ヒッチコック作品で彼の出演シーンを見逃すと
ものすごい悔しい思いするんですよね（笑）
アルフレッド・ヒッチコック監督作品ヒッチコックの遺作となった犯罪サスペンス。霊媒師のブランチは、年老いた大富豪夫人から行方不明の甥を探してほしいと頼まれる。ところが、ブランチの透視能力は偽物で…。
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