雨あがる | Untitled



雨あがる(’00)日本



原作は、山本周五郎の短編小説

監督は、小泉堯史

黒澤 明の、遺稿脚本を黒澤作品のゆかりのスタッフ・キャストが集結して映画化

「見終わって、晴れ晴れとした気持ちになる様な作品にすること。」
(黒澤明監督の覚え書きより)

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

武芸の達人だが職につけない武士、三沢伊兵衛(寺尾聰)とその妻たよ(宮崎美子)

妻たよは、人を押しのけず人々に希望を与える夫の生き方が立派だと考えているが

職のない伊兵衛は日々妻に申し訳なく思っている。

旅の途中、折からの豪雨が夫婦を宿場町に足止めさせる。

やがて “雨あがる” 頃、城主に腕を認められた伊兵衛に職の話が・・・・

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

映画批評で毒ばかり吐いている、松本人志が

「この映画の日本とやらに、一回行ってみたいなあ」

と感嘆してしまったぐらい、日本の美しい情景を映し出しています。

ベネチア国際映画祭では、 “緑の獅子賞” を受賞したらしいですが

そんなこと言ったら “赤い獅子賞” とか “青い獅子賞” とか

なんでもアリのような気もしますが(笑)

それだけ、緑の情景が美しかったということでしょう。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

「何をしたか・・・ではなく、何のためにしたのかが重要である」

寺尾聰、宮崎美子の夫婦役の2人がとても良かった。

特に、宮崎美子の奥ゆかしさというか

前に押し出さない演技なんですけど、とても心に響いた。

クイズ番組なんか出ないで、もっと映画女優として活躍してほしいです。



享保時代、心やさしい三沢伊兵衛(寺尾聡)は剣術の達人ながら人を押しのけることができず、仕官の口もままならない浪人生活。妻たよ(宮崎美子)と共に旅を続ける。
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