先日、行われた 『ベネチア国際映画祭』 で、失笑、酷評を受けましたが、ちゃっかり 『男優賞』 もらってました。
バッファロー'66(’98)
![アメリカ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ii/iinanihon/53366.gif)
監督・脚本・音楽・主演、ヴィンセント・ギャロ
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-バッファロー](https://stat.ameba.jp/user_images/20100915/11/pyscipks/e3/69/j/o0699049610748692210.jpg?caw=800)
タイトル、ポスターなどを見ると、ハードボイルドタッチかと思わせるが、
そこからヴィンセント・ギャロの作戦が始まっているのです。
いわゆる、前フリなんです。
ワイルドなイメージを持たせておいて、実はメチャメチャキュート
ズルイと言えばズルイし、うまいと言えばうまい。
彼の自伝的要素が含まれているらしいが、ベースには、あの映画が見え隠れしている。
親に政府関係の仕事に就いていると嘘をつく。孤独に苛まれた彼は拳銃を持って自滅に向かうが、ある少女と出会う。
そう 『タクシー・ドライバー』
この名作すら、ネタフリに使ってしまうとは、恐れ入りました。
この映画は、書き出したら止まらなくなると思うので、いつかやったみたいに
takacy の好きなシーン・トップ5!
第5位
旧友 『グーン』 との絡み
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-グーン](https://stat.ameba.jp/user_images/20100915/11/pyscipks/97/ca/j/o0200015010748715445.jpg?caw=800)
『グーン、お願いだから鼻くそはほじらないでくれ』
『グーン、この手紙は6月に投函してくれ、5月の後で、7月の前だ』
電話でのやり取りでは、グーンの腹ばっかり映してる(笑)
『グーン、グーン、グーン F○○k You』
と、ギャロがキレて電話切った後、ベッドのシーツをご丁寧に整える。
第4位
クリスティーナ・リッチとの証明写真
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-りっち](https://stat.ameba.jp/user_images/20100915/11/pyscipks/a5/bf/j/o0321040710748722883.jpg?caw=800)
ここらへんからは完全、クリスティーナ・リッチペースです。
愛し合う夫婦の顔を、ぐだぐだと語るヴィンセント・ギャロ
でも、クリスティーナ・リッチは、ふて腐れながらも従順なんですよね。
第3位
序盤の 『おしっこ』 のくだり
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-osikko[](https://stat.ameba.jp/user_images/20100915/11/pyscipks/03/b2/j/o0198023610748726781.jpg?caw=800)
オープニングは陰鬱な感じで始まるじゃないですか。
それで、 『おしっこ』 したいなんて・・・ その前に、彼がベンチに座ったときパンツがローライズなもんだから
半ケツなんですよね。そこで、もう笑ってしまった。
トイレでやっと 『おしっこ』 できると思ったら、オカマとツレションでしょ。
尿意が失せて 『クソッ』
いやいや 『クソッ』 でなくて 『おしっこ』 でしょ。と、字幕にツッこんでしまいました。
やっと、放尿した後の彼の顔(上の画像)
クリスティーナ・リッチに向かって 『ふぉ~』 と、9回言ってしまう。
この後、ニセの妻になるよう 『脅迫?』 をするわけですが、
うまくいったら、1番の親友になってやる。1番だぞ。
うまくいかなかったら、2度と口をきかない。
お前は子供かっ
これは、『クレヨンしんちゃん』 でもやれそうですよね。
もしかしたら、ヴィンセント・ギャロは、しんちゃんにインスパイアされたのかもしれない。
第2位
俺のバスタイムを邪魔するな。
![$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!-ばすたいおむ](https://stat.ameba.jp/user_images/20100915/12/pyscipks/0b/1e/j/o0273020010748779429.jpg?caw=800)
おしっこのくだりの時もそうでしたけど、どんだけ 『○ん○ん』 見せたくないのよ。
この画像の前に、クリスティーナ・リッチが手で目元を隠して横歩きしてくるんですよね。
この後、外の風景に切り替わって、またこのバスルームに戻るんですけど、そこが良かったですね。
第1位
映画史上最もキュート?なベッドシーン
これは、お見せできません(笑)
硬直して斜めってるのは、ひっくり返って笑ってしまいました。
どんだけ母性本能くすぐるんじゃ。
もう私は、彼に嫉妬すら感じてしまいました。
モーテルの安い感じとか、'60~'70年代を思わせるようなところが好きです。
映画全体の薄暗い感じは、イギリス映画のよう。
そういうところも、この映画に惹かれた要因なのかもしれません。
他にも、クリスティーナ・リッチのダンスシーンとか、車の窓を拭くくだりとか、食卓でのそれぞれの視点のショットとか・・・
この映画はネタフリ(元ネタ)があってこその映画
ヴィンセント・ギャロの他の作品は観てませんが、これを超える 『新しいネタ』 を作るのは大変じゃないでしょうか。
5年ぶりに出所し、故郷バッファローに戻ってきたビリー。両親に服役していたことを隠しているビリーは幸せな結婚生活をしていると嘘をつく。そのために通りすがりの女。レイラを誘拐し、自分の妻を演じさせようとするが…。
バッファロー’66 [DVD]/ヴィンセント・ギャロ,アンジェリカ・ヒューストン,クリスティーナ・リッチ
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