下水道のマンホールのフタには、個別に番号がふられている。
新しく交換された場合には、この番号が後日付けられてこのフタの永い一生が始まる。
先日も、この作業を三人の作業員で回った。 かなりの数なので、車を移動する人や図面を確認する人、番号を打ち替える人、作業中に車の往来を監視するなど、手際良く進めた。
その作業を見つけた学校帰りの小学生が「なにやってんの?」って、のぞき込んできた。 数十cmしかないマンホールのフタをおっさん3人が囲んでいる中に、興味深々だったのだろう。
この地域の小学生は通学時にヘルメット着用なので、小さなマンホールを囲んでヘルメットが4つコテコテと音を立ててぶつかる。 しかも道路のど真ん中。
番号のチップをその白く小さな手に渡し、はめ込ませてあげたら大喜び。
まだ一年生くらいだろうその子が今の自分たちの年代までは使われるこのフタを見るたびに、この作業を思い出すに違いない。
その子は3ヵ所作業を手伝ってくれたが、夢中になりすぎて帰宅方向がそれてしまったり、思わぬ事故に遭っても困るので、お礼を言って終わっていただいた。 地味な仕事ながらも、心温まるひと時だった。
きょうは臨時休業。 午前中は体中痛くて起きられなかった。 昼近くになって、布団を干したいので仕方なく起きた程度。
昨日は新興住宅地の造成現場に行った。 まだ区割りができたところで、入居者はいない感じ。 側溝の方が高く、道路も出来ていない。
で、今回の仕事は、このブロックを撤去すること。 もったいないが、それが仕事。
隣家との距離が10cmくらいしかないので、コンパネを立てて少しづつ進んでいく。 鉄筋は痛めてはいけない、との指示なので、ブロックを一つ一つ壊すしかない。
きれいに取れれば、100個くらいもらって帰ろうかと思ったが、そんな状況ではなかった。
全部で100mくらいありそうだが、ほんと、もったいない。
下水道のマンホールは、通常一般公道の下を通っている。 だから交通量が多いところの工事はガードマンがいるにしても危険だし、やりにくい。
たまにはそうでないこともある。 まだ開発途上の地域。
ここは、一般車両進入禁止で、工事車両しか入れない。 広大な土地に各社の作業チームが点在している。
道路として完成していないため、通路をたどって行っても思ったところに着けないし、段差があるので危険も多い。
マンホールも飛び出ているし、
細いロープの先は、いきなり道路が1.5mも低くなっているところもある。 落ちても誰も気がつかないし、車も全損間違いない。
この街が完成して人々の生活が始まるのはいつなんだろう? 40~50年使えるらしいマンホール、もうすぐ完成。






