ミゼットの配管の交換。 これもほかの車体で一度やったことがあるので、「またか」って感じ。
今回の車体は、前のオーナーにより多少手が入っているが、全体を見渡しての若返り工事はされていない。 不具合があった都度、その場を切り抜けてきた痕跡がある。
新車当時のままと思われる燃料ホースは、ビニールが二重の構造。
これは今までのミゼットに共通の光景。 これを再現するのは難しいので、繊維入りの厚手の燃料ホースで済ませた。 こういうところまでオリジナルを求めたら作業は進まない。 機能して安全ならいいとしないと。
ほかの部分では不思議なものが。
ホースの入口と出口だけ太くしてある。 言い換えれば道中を細く絞ってある。 しかもそのつなぎ目は
タイラップと針金で首を絞めてある。 その先はクリップで締めてあるが、このクリップはホースの中に入るチューブがタケノコになっている場合に使うものなので、それがやわらかくまっすぐなホースの場合は締め付け不十分になる。 実際、これはユルユルでただ差し込んであるだけの感触だった。 燃料が漏れ続けてホースもベトベト。
多分この時にちょうどいいホースがなかったので、手元にある材料で何とかしたかったのだろう。 これを思えば、うちから燃料ホース売り場まで車で3分というのは好環境。
見てしまうとかなり危険な状態でも、これで何年か車検をとって乗っていた時代があったのだから、旧車の再生は発掘感覚で楽しめる。