静岡県天竜区の光明寺というお寺の儀式の撮影を頼まれた。 今年は10月30,31日で、台風も接近してあいにくの空模様。
初めて訪ねたその境内は驚くほど広くて立派。 ここに来てまず目立つのが巨大な大黒様。
夜にはここでジャズコンサートも開かれた。 こんな山奥にプロのミュージシャンが来るのも異色。
コンサートが終わってからメイン儀式がある。 夜9時からの神事に続いて白装束の人々がホラ貝を吹きながら山を登って頂上近くの祠(ほこら)で儀式を行う。 その間は照明はすべて消され、人々は物音をたてたり、会話もしてはならない。 とても怖い情景だ。
実はその状態を撮影するのか今回の使命。 赤外線暗視カメラで撮影はできたが、足元がさっぱり見えないので、後方にいる人にジャンパーの背中部分を引っ張ってもらいながら後退しつつ撮影した。
一夜明けて昼間に全景を見れば、頂上付近といえども近そうに見えるが、急こう配のけもの道で雨水が滝のように流れていることもあって、昼間でさえここを制覇するのは大変だ。
この儀式のほかは餅投げや金魚すくい、ヨーヨー釣りから綿菓子など、安心して参加できる。
頂上から見た境内。 天竜区が一望できる。 若き日の本田宗一郎は、ここに立ち、何を思ったのだろう。