宮口の祭りのDVDを作成していた人を訪ねた。  中身は現場にいたし、自分も撮影係で資料を持っているのであまり気にならなかったが、ジャケットの挿絵がよかった。 


 水彩絵の具で書かれたと思われるその画面には、180年ぶりに本来の姿に戻った「三階屋台」とそれを操る二福神車保存会メンバーが、今にも動き出しそうな表情で描かれていた。


 DVDの出所の町内の理髪店に「聞き込み捜査」をすると、あっけなくその作者が割れた。  なんと、撮影からジャケット絵画まで、PCでの編集作業以外はすべて一人でやったという。  その理髪店のご主人もかなりの「好きモン」で、待合のテーブルに資料が置かれていた。

 ご本人には会えなかったが、後に電話連絡を頂き、後日会うことにした。  向かったご自宅ではお母様が対応してくれて、彼の自作模型を見せてくれた。  実物同様に組み込まれた木材は、バラすことも可能で、彫刻も彫られている。  引き出しももちろん開く。  博物館にあってもいいくらい美しいできばえだった。