早朝まで降っていた雨も朝にはやんで、まぶしいくらいの日差しが  と思っていたら轟音(ごうおん)と共にヒョウが降ってきた。  


 ヒョウが去って行った後の抜けるような青い空は、何にもたとえようがないくらいすがすがしかった。

気が付けば、も散り始めていた。  ラジオから聞こえるのは「卒業」をテーマにした曲。  斉藤由貴が意外と根強い人気があるようだ。  柏原芳恵の「春なのに」も良くかかる。


 幼稚園から高校まで、あまり顔ぶれが変わらなかったので卒業式での別れにあまり深い思い出はないが、大学卒業のときは「もうコイツとは二度と会わないだろうな」と気が付いたときには、なんか考えてしまった。  つらいとかじゃなく、一節ここで切り替わるその瞬間が今なのだ、ということが、あっけないくらい予定通りに訪れ、過ぎ去っていった。


 時代は季節と共に訪れ、過ぎ去ってゆく。