その後は、
「部屋にいとき」
って言うセンパイのことを振りきって
浜辺にいる女の子たちが帰ってくるまで
玄関で待ってた
その時に、1年生の本音も聞けた
私たち、2回生を見下している
なんで言うことを聞かないと
いけないか分からない
確かに私たち2回生は仲が悪い
実力もそう強くないから1回生が
そう思うのも無理はないと私は思う
でも、私の心には深く刺さった
もう一言がある。
2回生は
陰口が多いんですよ
ちゃんと面と向かって
言ってください
すごく正しい言葉だと思った
それだからこそ、私の心に
重く残った
それは私も思っていたことだから・・・
浜辺に残っていた人たちが帰ってきた
ちゃんと主将のセンパイにも
あやまりにいった
すると
「菜ノ香、水とりにかえってくれてたらしいなぁ
ありがとう」
って言ってくれた
また涙が出そうになったけど
絶対に泣いちゃダメだと思って
こらえてた
女の子から聞いたけど
主将のセンパイは
「菜ノ香は思いつめるタイプやからなぁ
大丈夫って言っといたって!!」
って言われたらしい
センパイは見てくれていないと
思っていたけど見てくれていた
だから、飲み会の次の日は
必死で元気でいようと思った
でも、練習ではメンバーを
はずされた
でも、仕方ないよね??
だって、女の子一人だけの選手だもん
人数が一人だけ多いってなっちゃったら
一番最初にはずされるのは私だよね?
そう思ってあきらめた
もう二度とリレーを走れることは
無いんだろうなぁ・・・・・・
そう思ってた
そしたら、センパイが言ってくれた
「足いたいから、変わって」
嘘だと思った
一緒に練習できなくて正直
へこんでた
私は足を怪我しているわけじゃない
まだまだ走る気力は残ってる!!!
そう思ってたから、周りから見ても
へこんでたと思う
この点では私はすごく反省してる
センパイはへこんでいる私を見て
言ってくれたんだと思う
結局、私はそのセンパイと半分ずつの
距離を走ってリレーに参加させてもらえた
すごくすごく嬉しかった
書いてる今でも涙が出てきた
結果は最下位だったけど
私にとってはすごく嬉しかった
先輩たちは私を
仲 間
だと思ってくれていたっていうのが
分かったから
だから、私もみんなを仲間だと思って
もっと仲良くならないといけないって
実感した
今回の合宿では、イヤなことも
たくさんあったけど、良いことも
たくさんあったし
気づかなきゃいけなかったことも
気づくことができた
すごく良い合宿だったと思う。
ずっとこの気持ちを
忘れないように
がんばっていこう!