人混みは苦手ですが、やはり再訪しなければ後悔するであろうルーヴル美術館。

朝9時半からの予約をして、覚悟と気力とチケットを握りしめて行ってまいりました。

 

さて、私がルーヴル美術館で最も好きな場所は、「モナ・リザ」のあるギャラリーでも、王家の宝石が見られるアポロンのギャラリーでもなく、こちらのナポレオン3世のアパルトマン。

 

ちょうど、「ルーヴル・クチュール展」というファッションと美術品のコラボレーションが開催中で、ルーヴル美術館の空間に、数々の有名デザイナーが手がけた美しい作品が展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このインテリアに溶けこみつつ、インパクトのあるデザイン、素晴らしいです。

 

 

 

 

 

何度訪れても、息を呑むような空間。

朝イチでこんな所に来る観光客は少ないため、まるで19世紀にタイムスリップしたかのよう。

 

 

 

 

 

かつての紋章やファンファーレを彷彿とさせる斬新なデザイン。

 

美術品がファッションに与える影響、デザイナーのインスピレーションの源を目撃するようで、非常に楽しい展示。

 

 

 

 

あまり来たことがないエリアを歩き回っていたら、こんなものも発見。

英雄ナポレオンの携帯洗面セット!

昔、マリー・アントワネットの旅行鞄を見たのを思い出しました。

 

こちらは、レカミエ夫人の寝台。

小さすぎ!😅

 

ボーっと彷徨っていたら、シャルルマーニュ大帝の王冠と剣を発見!

ナポレオンの戴冠式で使用されたものです。

 

 

こちらは、伝説のシャルルマーニュ大帝が所有し、フランス王家の象徴として継承されたジョワユーズ。

フランス革命で失われ、ナポレオンが復刻したレプリカとされますが、それでもロマンを感じます。

 

こんな感じで彷徨いていたら、有名な作品を一切見ずに2時間近く経過!

これはマズイと思い、ここから駆け足で見てまいりました。

 

 

 

フェルメールの傑作2点。

どちらかが貸し出し中のことも多く、2枚並んで見られるのは希少。

改めて見ると、ミニチュアサイズですが、本当に精巧で見入ってしまいました。

 

 

 

 

お次は、デュマの冒険活劇「三銃士」に登場する御三方。

私、小学生の頃から「三銃士」が大好きで😅

 

リシュリュー枢機卿。枢機卿の敬称は「猊下」であると、この作品で知りました。

 

 

ルイ13世。

 

作中ではトラブルメーカーのアンヌ王妃こと、アンヌ・ドートリッシュ。

 

こちらは、お隣イギリスのチャールズ1世。

この肖像画、一説にはあのデュ・バリー夫人も所有していたとされます。

 

母の大好きなマリー・ド・メディシスの生涯。

3枚しか撮っていませんが、一部屋丸々を埋め尽くす壮大な大作です。

今でいう大河ドラマか、Netflixのシリーズモノですね(違😅)

 

お次は、アポロンのギャラリー。

キラキラ大好き観光客がたくさんでえらいこっちゃ。

 

 

 

皆大好き、サモトラケのニケ。

群衆が凄くて、「人海をさすらうサモトラケのニケ」という現代アートができておりました。

 

 

不完全だからこその美とロマン、最近になって分かるようになったかも。

 

 有名なダ・ヴィンチの傑作。

 

 

 

 

 

 

ジョゼフィーヌ!

 

ナポレオン・ボナパルト。

 

ここからは、私の大好きなドラクロワたち。

どれも、記憶よりも色鮮やかでびっくりしましたが、この5年間で修復されたばかりだそうです。

 

「民衆を導く自由の女神」は、2024年に修復完了し、特に黄色が美しく蘇りました。

 

 

 

 

これ、iPhoneカメラの画質が良いわけではなく、生で見てもこの色味なんです!

 

 

「アルジェの女」も色鮮やか!

 

 

 

ナポレオンの戴冠式。

飛行機の中で観た映画を思い出し、復活したノートルダム大聖堂にも想いを馳せて、大感動。

 

 

 

 

 

有名なロンドン塔の王子たち。

生存説が確認されて話題になりましたね。

 

オルレアンの乙女、ジャンヌ・ダルク。

ナポレオンが、彼女の英雄化に大きな役割を果たしたとか。

 

 

 

人混みは覚悟の上ですが、やはり圧倒的な美の殿堂。

長期間の修復の可能性もありますから、行ける間に行っておきましょう。

 

ちなみに、5年ぶりのルーヴル美術館で歩き疲れて、ランチ後はホテルで伸びていました😅