いよいよ上位発表(トップ2+グランプリ😂)を残すだけとなったバレエ・ダメンズ・グランプリ。

 

今回は、第2位の発表です!

 

ですが!

正直、想定外の結果でして、戸惑っております😅

それは…受賞者をご覧いただければお分かりいただけるかと。

 

ブロンズ・メダルはこちら

 

 

第2位

ピンカートン(「蝶々夫人」)

 

え…主催者も大変戸惑っております。

企画名からして、大丈夫だったのか…😅

 

一応、Kバレエでも「蝶々夫人」はバレエ化されていますし、他のバレエ団でも、レパートリー入りしているところもあります。

だから、軽い気持ちでエントリーさせてみたら…ここまで票が入りました😅

ジークフリート王子より上ってマジか。

 

 

さて、気を取り直して、「ジャンルを超えた〇ズ」「国境を越えた〇ズ」という呼び声高いピンカートンの悪行を、しっかりと裁いていただきましょう。

 

舞台は、19世紀長崎。

茶屋を訪れたピンカートンは、そこで芸者の蝶々夫人と出会います。

 

 

 

そして、彼女と結婚することを決めますが、ピンカートンにとって、彼女は現地妻。

この結婚も、一時的な愛に過ぎない!と最初から開き直っているわけです。

 

はあ?蝶々さんの本気の覚悟を知っても、それを言いますか!

彼女は、すべて捧げる気で、嫁いできたというのに!

 

ここまでダメンズ野郎にもかかわらず、曲は最高に美しいのが、また腹立たしい!

プッチーニよ、ダメンズに美メロを用意するではない!

お前、絶対に自分がダメンズだっただろ!

ズルマ:ちょっと!作曲家を批判したら、クラシック界隈からお𠮟りがくるかもしれないですよ!世はコンプラ第一!

ミルタ:それ言うたら、この企画自体アウトでしょ(開き直り)

 

アトランタ・バレエ公演より ウェルチ振付。どうして、ここまでロマンティックなの!

 

サラソタ・バレエ公演より Robert de Warren振付

 

「レディーファーストなジェントルマン」を装いつつ、やることはやったピンカートン氏、時期が来たらとっとと帰国。

しかも、その時も、「コマドリが巣をつくる頃、戻ってくるから」とか、思ってもないことを言うのですわ!

思わせぶりな態度だけは一丁前、一体どこで学んだのやら。

 

そんなこと言うからさ、けなげな蝶々さん、待ち続けていたんだよ?

 

 

ようやく帰ってきたと思ったら、ちゃっかり本国で結婚していますし!

てか、ケイトさんに、どう説明したのさ。

まあ、昔はよくあることだったのでしょうが、今だったら、トーク画面さらされて、社会的に抹殺されるぞ?

または、蝶々さんとケイトさんが意気投合、結託してピンカートンにリベンジ!とか。

おっと、ストーリーが😅

 

最後は、蝶々さんが大切に育ててきた、子どもを「子どもの幸せのため」と言って、差し出させる始末。

そして、すべてを奪われた蝶々さんは、最後に、自分の名誉、そしてピンカートンへの愛だけは奪わせまいと、自死を選びます。

 

Kバレエの舞台より。成田 紗弥さんのこの表情よ!

(Kバレエの推しのバレリーナの1人です。関西で主演してほしい!)

 

昨年の公演では、今をときめくジュリアン・マッケイがゲスト出演しましたが、「イケメンでも許すまじ」という声が多数寄せられました。

ジュリアン。ごめんよ。

 

 

 

ピンカートン、最後まで蝶々さんに正面から向き合わなかったのがせこすぎ!

退職代行サービスならぬ、お別れ代行サービスみたいにしてしまって!

いつまでも都合が悪いことから逃げていたら、人生苦労するぞ!

 

 

皆様からのコメント、どれも強烈やなあ。やっぱり、「ダメンズ・リベンジ代行 株式会社ウィリーズ」の出番か?

 

”人間のクズ、情状酌量の余地なし、ソロルやアルブレヒトと違い罰を受けていない”

 

”いずれ劣らぬダメンズ揃いで迷いましたが、長崎人なので地元でやらかしてくれたピンカートンに1票です。”

 

”蝶々夫人以外にも様々な国に被害者がいるそうだから”

 

”来世は産まれてこないでほしい”

 

 

 

最後に、Kバレエ「蝶々夫人(マダム・バタフライ)」初演時の公式ドキュメンタリー、見て行ってください。

いつか大阪公演も待っています!