いよいよ上位発表(トップ2+グランプリ😂)を残すだけとなったバレエ・ダメンズ・グランプリ。
今回は、第2位の発表です!
ですが!
正直、想定外の結果でして、戸惑っております😅
それは…受賞者をご覧いただければお分かりいただけるかと。
ブロンズ・メダルはこちら
第2位
ピンカートン(「蝶々夫人」)
え…主催者も大変戸惑っております。
企画名からして、大丈夫だったのか…😅
一応、Kバレエでも「蝶々夫人」はバレエ化されていますし、他のバレエ団でも、レパートリー入りしているところもあります。
だから、軽い気持ちでエントリーさせてみたら…ここまで票が入りました😅
ジークフリート王子より上ってマジか。
さて、気を取り直して、「ジャンルを超えた〇ズ」「国境を越えた〇ズ」という呼び声高いピンカートンの悪行を、しっかりと裁いていただきましょう。
舞台は、19世紀長崎。
茶屋を訪れたピンカートンは、そこで芸者の蝶々夫人と出会います。
映画版では、オペラでは描かれることがなかった、「蝶々さんとピンカートンの出逢い」が、前奏前のプロローグとして登場します。
— バレエ好きの経理担当者 (@VumnujewAd8EPFA) June 21, 2024
長崎の茶屋を訪れたピンカートンの前で、舞いを披露する蝶々さん。
この場面は、熊川哲也氏のバレエ「マダム・バタフライ」でも描かれていました。 pic.twitter.com/c0EowRvxOu
そして、彼女と結婚することを決めますが、ピンカートンにとって、彼女は現地妻。
この結婚も、一時的な愛に過ぎない!と最初から開き直っているわけです。
はあ?蝶々さんの本気の覚悟を知っても、それを言いますか!
彼女は、すべて捧げる気で、嫁いできたというのに!
ここまでダメンズ野郎にもかかわらず、曲は最高に美しいのが、また腹立たしい!
プッチーニよ、ダメンズに美メロを用意するではない!
お前、絶対に自分がダメンズだっただろ!
ズルマ:ちょっと!作曲家を批判したら、クラシック界隈からお𠮟りがくるかもしれないですよ!世はコンプラ第一!
ミルタ:それ言うたら、この企画自体アウトでしょ(開き直り)
アトランタ・バレエ公演より ウェルチ振付。どうして、ここまでロマンティックなの!
サラソタ・バレエ公演より Robert de Warren振付
「レディーファーストなジェントルマン」を装いつつ、やることはやったピンカートン氏、時期が来たらとっとと帰国。
しかも、その時も、「コマドリが巣をつくる頃、戻ってくるから」とか、思ってもないことを言うのですわ!
思わせぶりな態度だけは一丁前、一体どこで学んだのやら。
そんなこと言うからさ、けなげな蝶々さん、待ち続けていたんだよ?
ようやく帰ってきたと思ったら、ちゃっかり本国で結婚していますし!
てか、ケイトさんに、どう説明したのさ。
まあ、昔はよくあることだったのでしょうが、今だったら、トーク画面さらされて、社会的に抹殺されるぞ?
または、蝶々さんとケイトさんが意気投合、結託してピンカートンにリベンジ!とか。
おっと、ストーリーが😅
最後は、蝶々さんが大切に育ててきた、子どもを「子どもの幸せのため」と言って、差し出させる始末。
そして、すべてを奪われた蝶々さんは、最後に、自分の名誉、そしてピンカートンへの愛だけは奪わせまいと、自死を選びます。
Kバレエの舞台より。成田 紗弥さんのこの表情よ!
(Kバレエの推しのバレリーナの1人です。関西で主演してほしい!)
昨年の公演では、今をときめくジュリアン・マッケイがゲスト出演しましたが、「イケメンでも許すまじ」という声が多数寄せられました。
ジュリアン。ごめんよ。
ピンカートン、最後まで蝶々さんに正面から向き合わなかったのがせこすぎ!
退職代行サービスならぬ、お別れ代行サービスみたいにしてしまって!
いつまでも都合が悪いことから逃げていたら、人生苦労するぞ!
皆様からのコメント、どれも強烈やなあ。やっぱり、「ダメンズ・リベンジ代行 株式会社ウィリーズ」の出番か?
”人間のクズ、情状酌量の余地なし、ソロルやアルブレヒトと違い罰を受けていない”
”いずれ劣らぬダメンズ揃いで迷いましたが、長崎人なので地元でやらかしてくれたピンカートンに1票です。”
”蝶々夫人以外にも様々な国に被害者がいるそうだから”
”来世は産まれてこないでほしい”

最後に、Kバレエ「蝶々夫人(マダム・バタフライ)」初演時の公式ドキュメンタリー、見て行ってください。
いつか大阪公演も待っています!