感動のうちに幕を閉じた「Ballet Musesーバレエの美神2023ー」大阪公演

 

ようやく観られたアリーナ・コジョカルのオーロラ姫をはじめ、数々の美しい名演に夢心地で会場をあとにした私。

しかし、夢はまだ終わっていませんでした

 

エスカレーター前で人がごった返していて、とてもじゃないけど出られそうになかったため、皆様よりも少し遅れて会場をあとに。

 

NHK大阪ホールから地下鉄の駅へ向かおうとすると、関係者出入口の近くに出待ちの人だかりが。

 

私、小さい頃からバレエは観てきていますが、夜遅いこともあって、終演後はいつも一目散に駅へ向かっていたため、出待ちってあまりしたことがないのです。

初の出待ちが、留学先のチェコのバレエ団にワディムがゲスト出演した時。

出待ち客が2名しかおらず、10分間ほどお話していただけて、ゆるゆるの出待ちデビューを果たした私、ロイヤル・オペラ・ハウスやウィーン国立歌劇場で、海外のコテコテなファンに揉まれることもありつつ、少しずつ出待ちするように。

 

ただ、今回のNHK大阪ホールは、楽屋口の真横までは行けないようにバリケードが設置されていることを知っていたため、元々出待ちはしないつもりでした。

 

出待ち客を横目で見つつ通り過ぎようとすると、ちょうどコジョカルが出てきたところのようで、その場は大盛り上がり。

入口前にタクシーが止まっていたのですが、「アリーナ!」と叫ぶ声を聞いて、ファンの方へ駆け寄ってきてくれたコジョカル。

「コジョカルにサイン貰えるかも!」と、元々待っていなかった人たちも集まってきて、気がついたら道路側まで長蛇の列が。

 

一目見ておきたいと思って、人の頭越しに覗いてみると、コジョカルが一人一人にファンサービス中。

ステージで見るよりも更に小柄で華奢でしたが、オーロラ姫やクララのイメージそのままのコジョカルが、すぐそばに!

この時点で、もう私の両目はハート状態😍

 

↓気持ちはオーロラ姫の幻を見たデジレ王子(笑)

 

タクシーも相当無理して待たせているようでしたし、後ろまで長蛇の列だったため、とても全員に対応は無理だと思いつつ、コジョカルが目の前にいる幸せを嚙み締めていました。

 

すると、次の瞬間、コジョカル様と目が合いまして!

そして、感激のあまり呆然としている、後列の私に向かって、「サイン、まだだったわよね?」と微笑みながら両手を差し出して下さって😭

平常心であれば、もっと伝えたいことは沢山あったのですが、その時はもう言葉が出てこず、素晴らしいパフォーマンスへのお礼を一言伝えるので精一杯。

そんな私へ、コジョカルは、微笑みながら胸に手をあてて、「Thank you」と言ってくださいました。

 

↓この微笑みを向けられた平民(気持ちは王子)の私、もうキャパオーバー(笑)

 

本当に、あの10秒ほど、周りの景色はすべて消え去って、バレエの夢の世界へ連れていってもらった気がしました。

 

↓私の気持ちはこれくらい跪きたい気分(笑)

 

というわけで、私の手元には、コジョカルのサイン入りプログラムがあります。

翌朝目覚めたら、すべて消えてしまうのでは、と不安になるほど幸せで。

次の日、目覚めてすぐにベッドサイドへ飾ってあったプログラムを開いて、「夢じゃなかった!」と嚙み締めました。

(お前は、シンデレラか😅)

こういう無駄に乙女なところ、昔から変わりません。

 

 

あの10秒間は、コジョカル姫、そしてバレエの神様からの贈り物だと思っています。

何年も経って、自分はバレエが好きだったということすら、分からなくなる日が来るかもしれません。

でも、確実に言えることは、その日が来るまでは、コジョカルの温かいオーロラ姫、そして彼女が微笑みながらこちらへ両手を差し出してくれたあの姿を忘れることはない、ということ。

 

素敵な夢をありがとうございました。

そして、25歳男性の乙女チックなポエムにお付き合いいただいた皆様も、ありがとうございました(笑)