人間の50%はクズである
めちゃくちゃインパクトの強いコピーの帯がついてる行動経済学の本。
メルカリで見かけて面白そうだったので読んでみました。
行動経済学っていうのは経済学に心理学を応用して人間の心理による経済行動を分析する分野です。
どうすれば売れるか、どうすればバズるかなど、マーケティングに活かされることが多い。
以下、感想
とても読みやすい本。
堅苦しい専門用語は控えめに、読み物として面白い。
新たな知識を学ぶというより、知識を身の回りの出来事になぞらえてより理解が深めることができる。
記憶に新しい時事ネタを使って解説してくれるので、マーケティングにそこまで興味のない人でも楽しめる。
ページの見切りの余白が見開きの左右だけ少なく感じる。
その小さな違和感がずっとあるのだけど、それも計算のうちなのか?とうがった見方をしてしまうw
自分的まとめ
つまるところ、人間はどうやっても欲がある。
それが人間であり、また善を積まねばとわかっていながら触れる悪は、抑えようのない背徳感という快感を人間に与える。
頭で求めている善より、衝動が掴む悪。
こちらの方がよほど甘美で、脳を震えさせる何かがある。
よって、洗練された善より沼の悪の方がバズりやすいのだろう。
人の心の悪魔を揺さぶれ。
すると悪魔は人を揺さぶる。