最近すっかり
韓国の歴史にはまってます。
先週末は
「王になった男」を見ました。
先日見た
「風とともに去りぬ⁈」に続き、
こちらもおもしろかったです

第15代光海君(광해군)と
光海君に瓜二つの平民ハソンを
イ•ビョンホンが演じてます。
朝鮮王朝27人の王のうち
名前に「君」が付くのは2人だけ。
そのうちの一人が光海君です。
王の名前は死後に付けられますが
暴君とされる王は
名前に「君」を付けられるのです。
歴代の王や王妃を祀る
宗廟(チョンミョ)にも
祀られていません。
名前に「君」を付けられた
もう1人の王、第10代燕山君は
本当に暴君だったようですが
光海君は、本当は優れた王だった
という見方も近年されているそうです。
実際、彼が行った政治や
外交策は、国や民を守るものだった
という評価もあります。
クーデターにより済州島に追われ
そこで亡くなった光海君。
彼は本当に暴君だったのか?
映画のストーリーは
そこに直接焦点が当てられて
いるわけではなくて
15日間、光海君の影武者を
務めたハソンの戸惑いや、
平民の視点から見た宮中や
心優しいハソンらしく
人間らしい血の通った政治を行う姿
などが描かれて、
笑ったり
ハラハラしたり
感動したりしながら
ラストシーンを迎えるわけですが…。
光海君に影武者がいた
というのはフィクションですが
暴君としての光海君
名君としての光海君
この二面を比喩してる
とも取れます。
それどころか
光海君は本当に2人いたのかも
という想像も掻き立てられて
400年も前の彼の時代に
思いを馳せずにはいられません。
実際、朝鮮王朝実録でも
光海君の時代に記録のない
空白の15日間があるんですって

そして、
「隠すべきことは記録に残すな」
という意味深な光海君の言葉も
残されているそうです。
この映画は、その空白の15日間に
インスパイアされて製作されたもの
だそうですよ。
なんだかワクワクしませんか

光海君と平民ハソンの
二役を見事に演じ分けた
イ•ビョンホンはもちろんですが
なんと言っても素敵だったのは
都承旨ホギュンを演じた
リュ•スンリョン氏

この映画を支えたのは
彼だと言っても過言ではないと
思います

この方、本当にいい俳優さんです。
「七番房の奇跡」でも泣かされたけど
この映画でもラストに泣かされました。
この映画の見どころのひとつは、
王様の日常を垣間見れるところ。
王様がどんなふうに身支度するのか
トイレはどんなだったか
食事は、妃たちとの関係は…
などなど、
他の歴史ドラマでは見たことない
場面がたくさんありました。
いちばんびっくりはトイレ

女官や臣下たちに見られながらする
というのは本では読んで知ってたけど
実際見ると衝撃的

しかも採取?された
の行方は…
の行方は…そんなところも
楽しめると思います。
今まで光海君って名前と、
本当は名君だったかもと
言われてる王様
ってくらいしか知らなかったけど
この映画を見て、
本当は優れた政治手腕を持ち
民を思いやる
優しくて強い王様だったのに
歴史に翻弄されて
暴君として名を残してしまった
悲運の王様なのかもしれない
と思うようになりました。
いま、私たちが目にする歴史的記述は
真実だけとは限らない。
後世の歪曲や間違った解釈などで
いくらでも変わってしまうんだ。
そんなことを考えた映画でした。
私の韓国歴史熱は
ますます熱くなりそうです

というわけで
「王になった男」
おすすめ
です。
です。
