全3巻の司馬遼太郎の「関ヶ原」も最終刊(下)を読みマスタ(^_^)ゞ

いよいよ関ヶ原への決戦となりまして、ま、結末はわかっておるのですが、
正直、ここまで東軍(家康)の勝利がギリギリとは。
たぶん、何かがほんの少しでも違っていたら、
関ヶ原の結末は大きく違っていたのでしょうね。
その一番の原因は、やはり三成の性格というか人間性なんでしょうね。
へいくわいもの・・と小説にもありますが、
ほんと、常に人を上からでしか見られない、他の人がバカに見える・・・
という、悲しい性格。
ただ、後世で伝わるような悪い人間では決してないところは、
司馬遼太郎の文面を見ると伝わりますね。
後世、勝利者である徳川家が、敗者の三成を悪く伝えるのは、
ま「勝てば官軍」という所。
勝者が、全ての悪を敗者の責任として言うのは、
歴史が変わっても、その点だけは変わらないということですかね。
それと、黒田如水・長政親子の、皮肉な描写も、実に面白いです。
司馬遼太郎先生は、結局石田三成や黒田如水のような、
相当ひねくれた人物(ただ、私利私欲はほとんどない)が、ほんと好きなんだな
と思いますね。
関ヶ原の最後に、島津家の戦いが少し出てきます。
「ドリフターズ」(マンガだよ)の島津豊久も登場しますが、
この関ヶ原からあっちの世界へ続くのね・・・
と、完全にイメージが被ります(*^ー゜)b
てな所が、なにげに面白いDEATH💀💀