池井戸潤の「鉄の骨」を読みマスタ(^_^)ゞ | ピョロ口大佐、ぷらり旅・・・って、旅はしてない。

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この連休で、池井戸潤の「鉄の骨」を読みマスタ(^_^)ゞ
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中堅ゼネコンに勤める、入社4年ぐらいの若手社員が主人公。
現場から、公共事業の受注を担当する部署へ異動になるところから、話は始まります。
建設業界と談合の話です。
談合は、必要悪なのか?
健全な入札では、建設業界は維持できるのか?って、事でしょうか?
官製談合の摘発が厳しくなったころに、かかれた小説のようです。
小説ではきちんと描かれませんが、徹底的なコストカットを各ゼネコンが
行うのですが、まずは下請けへの値下げ要求であり、原材料メーカーへの
価格ダウンであったりします。
ゼネコンが大変なのは、よく分かりましたが、もっと苦しいのはこの下にいる
中小の下請け。
たぶん、もっと悲惨な状態と思うと、なんか中堅ゼネコンの主人公(といっても
それなりの大企業)は、自分から見れば、それなりのエリート社員。
所詮大企業の贅沢な悩みのようで、いまいち感情移入できない・・・
それと、平行して描かれる主人公と銀行員の彼女の恋愛話は、ちょっと・・・・
余計かな?
「七つの会議」や「空飛ぶタイヤ」みたいに、主人公に感情移入できないのが
残念・・・