■学習目標
・Web標準を理解する
・シンプルなソースを書くために、XHTMLマークアップを理解する

■講義内容
0.はじめに
→学習の目的

1.基本概念について
1-1.XHTMLとは、何か。
→XHTMLとは、Extensible Hypertext Markup Languageのこと。
→HTMLに代わって、Webページを記述するために開発されたマークアップ言語のこと。
→XHTMLは、XML言語を基にXMLの技術の厳格性が求められる。
→XHTML:見栄えを指定するタグは利用しない。
→XHTML:タグ、属性は小文字、[""]で表記する。
→XHTML:タグの省略は禁止する。
→XHTML:空要素のタグの最後には[/]を追加する。
→XHTML:ソース表記にて、コンテンツの確認がしやすい。
→XHTML:SEOへの効果が高い。

1-2.CSS(Cascading Style Sheet)とは何か。
→文字の装飾(色・サイズ・装飾・行間など)をしたり、要素のレイアウトなどを指定するための技術。
→視覚的記述を表記するための言語。
→別紙にCSSでスタイリングすることで、単純化され、デザインの再調整が容易になる。

1-3.Web標準とは何か。
→Web標準 = マークアップ(文書構造) + スタイルシート(デザイン)のこと。
→マークアップ = 言語・骨組。
→スタイルシート = 内装・外装
→[!DOCTYPE]タグ:どの種類のマークアップ言語で記載するかどうかを宣言する必要がある。
→[meta]タグ:charasetで、文字コードを指定し、指定した文字コードで保存する。【文字化け対策】

1-4.マークアップ言語とは何か。
→マークアップ言語の種類は、複数ある。
→HTML4.01 Strict/Transitional、XHTML1.0 Strict/Transitional、HTML5.0の5種類がメジャー。
→StrictとTransitionalは、コーディングの制約基準が違う。
→Strictは厳しく、W3Cが推奨していない要素・属性、iframe、ターゲット属性が使えない。
→Transitionalを宣言しておいて、Strictの内容で記載していくのがベスト。

→Web標準による基本的な要素は2種類ある。
A.ブロック要素・・・段落に対してマークアップする。改行を含む。
[h1] [p] [ul] [ol] [dl] [table] [form] [div]
B.インライン要素・・・テキストに対してマークアップする。改行を含まない。
[a] [img /] [em] [strong] [br /] [address] [span]
→マークアップ言語ではいろんな種類があるが、基本的にはバグを回避するため、基本タグのみを利用する。

→CSSの組み込み方法は3種類。
A.外部CSSファイルにリンクする。
B.[head]タグに記述する。
C.タグのスタイル属性に記載する。(docomo携帯はCのみに対応)


2.実習
→原稿テキストに即したXHTMLタグのつけ方を学ぶ。

2-1.「見出し[hr]」「段落[p]」「箇条書き[ul][li][ol]」タグの使い方
→1.リストの決定(基本的には、[li]タグを利用。)
→2.見出しを決定[h1][h2][h3]タグ
→3.上記以外の文書にタグ付け[p]タグ
→4.その他の特殊要素を利用[table][dl][form]タグ


2-2.「リンク[a href]」タグの使い方
→アンカー設定にはid属性とname属性を使う必要がある。
本来ならば、ユニークなid属性を利用する。
但し、以前利用されていたname属性に対応したhtmlの場合もあるので、name属性を利用しておく必要がある。

2-3.文字サイズの扱い方
→「font-size」は、キーワード(small・・・)で指定すること。
○【xx-small/x-small/small/medium/large/x-large/xx-large/%/em】
→絶対サイズで指定すると、IE6・7でフォントサイズのコントロールができなくなる。
×【ptポイント/inインチ/pcパイカ/mmミリメートル/cmセンチ/pxピクセル…】

2-4.バリデーションチェック
http://validator.w3.org/

2-5.CSSの基本構造
------------------------------------------------------------
/* CSSのコメントアウト */
【どこの】{
【何を】:【どうする】;→プロパティ(~;)を一行として利用する場合も多い!
}
------------------------------------------------------------

2-6.代表的なプロパティと値
■単位
相対単位:%/em(全角1文字分の高さ)
絶対単位:pt(ポイント)/mm(ミリメートル)/cm(センチ)・・・
■ボックスの大きさ
widthボックス内容領域の幅数値
heightボックス内容領域の高さ数値
■余白(外側)
marginマージン(ボックス外側の余白)の一括指定
margin-top上マージンの指定数値
margin-bottom下マージンの指定数値
margin-left左マージンの指定数値
margin-right右マージンの指定数値
■余白(内側)
paddingパディング(ボックス内側の余白)の一括指定
padding-top上パディングの指定数値
padding-bottom下パディングの指定数値
padding-left左パディングの指定数値
padding-right右パディングの指定数値
■線
border線スタイルの一括指定
border-color線色の一括指定色コード/色名
border-style線の種類の一括指定solid(実線)/dotted(点線)/dashed(破線)・・・
border-width線の太さの一括指定数値
■背景
background背景関連のプロパティの一括指定
background-color背景色色コード、色名
background-image背景画像url(~ファイルパス~)
background-position背景画像の初期位置左右方向(left/center/right)
上下方向(top/center/bottom)
background-repeat背景画像の繰り返しrepeat(タイリング)、norepeat(繰り返しなし)
repeat-x(横方向)、repeat-y(縦方向)
■文字関連
fontフォント関連のプロパティの一括指定
font-familyフォント種類の指定
font-sizeフォントの大きさ【xx-small/x-small/small/medium/large/x-large/xx-large】
font-weightフォントの太さ【normal/bold】
font-styleフォントのスタイル【normal/italic】
text-decoration文字装飾【none/underline】
line-height行間【数値】
text-align行揃え【left/center/right】
letter-spacing文字間
■リストのマーカー
list-style-typenone(なし)/disc(黒丸)/circle(白丸)/square(四角)/decimal(アラビア数字)


3.終わりに
→アンケート実施

<以 上>