“毎日のように、ではなく、本当に毎日会っていた”
友人と、
想像だにしなかった突然の別れがやってくることを、
知っているから、観ていてずっと、心が張り裂けそうでした。
昔。
というほどの昔話ではないかも知れないけれど、
お正月と夏の終戦の時季と、
年に二回ほど放映されていたスペシャル・ドラマの企画。
大好きでした。
向田邦子、そして、盟友・久世光彦。
急逝した脚本家の意志を継ぎ、
演出家が、
向田世界を再現できる脚本家たちと共に作り上げる、
抑揚の利いた、深遠な営みを描く名作の数々。
そんな「向田邦子特別ドラマ」のナレーションを、
だから黒柳徹子さんがなさっていたのですねえ。
不勉強ながら、今回、初めてそのことを知りました。
現在、放送中のNHK土曜ドラマ『トットてれび』は、
本当に本当に楽しいドラマで、
『あまちゃん』の大友さんによる音楽がまた絶妙に素晴らしく、
毎回毎回、切なさと愉しさに号泣しまくっています。
評判も高いようで、
毎週の放送を心待ちにされている方も多いのではないでしょうか。
本当に。
「毎日会っていた友人」を、
失ってしまう、
その事実を視聴者である我々は知っているわけじゃないですか。
あまりに切ない。
やるせない。
“それ”は誰にでも起こりうるし、
「友人」でも「家族」でも「恋人」でも。
形のないもの、でも。
恋心、とかね。
想い出とか。
ある日、ある瞬間、
唐突に失ってしまうことの喪失感は、
計り知れなくてとてもこらえられそうにない。
今夜の放送、観るの、
今から身を切られる思いです、ね。
ティッシュが空になりそうだ。
失ってしまう、こと。
こたえます。