毎度お世話になっております。ちょっとレイアウトを加工してみました、pyonTaです。
今回は10月8日(水)掲載分の記事からピックアップします。水曜日は紙面が少ない分、どうしても物足りなさを感じてしまいがちです。しかし、「書くのがラクだ」という気持ちに甘んじることなく、その分濃い内容でお伝えできればと思います。宜しくお願いいたします。
では、本日もはりきって参りましょう。
▼第五号のコンテンツはこちらです
1. クルマが家電になる日 異業種、参入うかがう
2. 割りばしに国産の間伐材 キンレイ 環境に配慮
2009年から三菱自動車、富士重工業が実用性の高い次世代型電気自動車(EV)を発売する。
静かで排ガスを出さず、家庭で充電できる家電感覚の製品だけに、従来にない売り方やサービスが広がる可能性がある。
公道を走ったクルマをそのまま店に陳列できる。オイル交換の必要はなく、従来の自動車ディーラーより小さな店構えで済む。
カーナビやカーステレオなど家電製品と親和性が高く、EVが家電量販店に広がる可能性は大きい。
一般への普及のカギを握るのは電池。リチウム電池は効果で車体価格の半分以上を占める。
もうひとつのネックは外出先での充電。家電量販店のノジマは神奈川県のEV普及策に応じ来年以降、店舗駐車場六ヵ所のコンセントをEVの充電用に開放する。ノジマは「充電中に商品を見てもらえれば」と期待。
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EVの普及はエコの観点から見ても興味深いですね。ただ、今回は異なる視点からこの記事を考察してみることにします
それはEV(電気自動車)を「電気+自動車」と分解することにあります。もっとフランクに「家電としてのクルマ」と言ってしまっても良いかもしれません。この考え方は、商品開発やマーケティングにおいて非常に重要です。
この現象は「既存の商品に新しい意味づけを行う」と捉えることができます。新しい意味づけを行うことによる効果は、この記事から3点考えることができます。
1.新しい商品開発の可能性
2.新しい流通経路の開拓
3.新しい競合の出現
順に見ていきますと、まず「商品開発の可能性」。これは例えば「自動車」に様々な属性を組み合わせることでアイディアを無限に広げることに寄与します。この場合「家電+自動車」でしたが「インテリア+自動車」でもいいのです。そしてそのクルマは実際に存在しました。「shift_interior」のキャッチフレーズで成功した日産の「TIANA(ティアナ)」です。クルマのデザインというと外装に目が行きがちですが、同社は内装に注力したところが市場に受け入れられたようです。
次に「流通経路の開拓」ですが、これは記事の文面からも明らかなように、販売店が既存のディーラーから家電量販店まで巻き込むことになるということです。流通のチャネルが広がり販売店も多岐に亘れば、自然と消費者の目につく機会も増え、売上げの向上が期待できます。
最後に「競合の出現」です。最近、百円均一のSeria(セリア)は「雑貨店としての百円ショップ」をコンセプトに新業態の店舗を着々と増やしています。
今までは、百均というと競合他社は「ダイソー」や「キャンドゥ」でしたが、「雑貨店」という新しい属性を組み合わせたことにより、他のインテリア・雑貨業界の企業までもがライバルになるのです。
どの組み合わせが正解か不正解か、絶対的な方程式はありませんが、頭打ちと思われていた市場の開拓には少なからず貢献できるのではないでしょうか。
アイディア発想に行き詰ったら、一度「既存の商品に新しい意味づけを行う」視点でモノゴトを考察されてみてはいかがでしょうか。
キンレイ(大阪市)は奈良県・吉野さんヒノキの間伐材を使った割りばしを和食レストラン「かごの屋」の一部店舗で今月の中旬から導入する。環境面での配慮から繰り返し使える塗りばしを採用する外食企業もあるが、同社は間伐材の割りばしを使うことで環境への取り組みを訴える。
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「間伐材の割りばしを使うことで環境への取り組みを訴え」なければならなくなってしまったことは、実に嘆かわしいことだと思います。これは、それだけ「塗りばし」が外食産業を台頭しているからこそのアピールだと思うのですが…。
嘆かわしいと述べたのは、現在、割りばしが恰も「悪」であるかのような風潮に対してです。そもそも割りばしというのは間伐材(木を育てるための「間引き」で発生した木材)や端材(建築材などの材料として活用できない余った部分)を再利用するために作られた非常にエコな製品なのです。それなのに「塗りばし」の台頭で、割りばしとしての用途を失った木片たちは廃棄されるしかなくなってしまいます。それこそ環境汚染です。
更に言うと、海外諸国の森林伐採は砂漠化や土砂崩れに影響を及ぼしますが、日本の場合は逆で、木を切らないために太陽光を充分に浴びることができない樹木が腐敗し、土壌の栄養が失われ、土砂崩れなどが起きてしまうのです。そのためには前述の『間引き』が必要なのです。
そう考えると「塗りばし」の普及は悪循環を招いているように感じてなりません。塗りばしを製造するコストから洗浄する際の水質汚濁までのLCA(ライフサイクルアセスメント)を考えてみると、どちらが「悪」なのでしょうか…?
石油の不要な成分を活用しているレジ袋にも同様の議論ができます。エコバッグを製造するコスト、石油の成分の廃棄方法、代替となるゴミ袋の製造…。どちらが「悪」なのでしょうか…?
今回、各記事にコメントを挿入してみたのですが、記事よりコメントのほうが長くなってしまいましたね。。。申し訳ございませんでした <(_ _)>
メルマガを発信するものとして、もっと端的に物事をまとめて発信するスキルが必要であることを痛感いたしました。毎号毎号、勉強させていただいております。
こんな不束者ですが、今後とも末永く宜しくお願い申し上げます。
・発行責任者: pyonTa
・公式サイト: http://www.geocities.jp/rabbit_the_pyonta/index.html
・お問合わせ: you_key69@yahoo.co.jp
・登録・解除: http://www.mag2.com/m/0000273488.html
今回は10月8日(水)掲載分の記事からピックアップします。水曜日は紙面が少ない分、どうしても物足りなさを感じてしまいがちです。しかし、「書くのがラクだ」という気持ちに甘んじることなく、その分濃い内容でお伝えできればと思います。宜しくお願いいたします。
では、本日もはりきって参りましょう。
▼第五号のコンテンツはこちらです
1. クルマが家電になる日 異業種、参入うかがう
2. 割りばしに国産の間伐材 キンレイ 環境に配慮
1. クルマが家電になる日 異業種、参入うかがう
2009年から三菱自動車、富士重工業が実用性の高い次世代型電気自動車(EV)を発売する。
静かで排ガスを出さず、家庭で充電できる家電感覚の製品だけに、従来にない売り方やサービスが広がる可能性がある。
公道を走ったクルマをそのまま店に陳列できる。オイル交換の必要はなく、従来の自動車ディーラーより小さな店構えで済む。
カーナビやカーステレオなど家電製品と親和性が高く、EVが家電量販店に広がる可能性は大きい。
一般への普及のカギを握るのは電池。リチウム電池は効果で車体価格の半分以上を占める。
もうひとつのネックは外出先での充電。家電量販店のノジマは神奈川県のEV普及策に応じ来年以降、店舗駐車場六ヵ所のコンセントをEVの充電用に開放する。ノジマは「充電中に商品を見てもらえれば」と期待。
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■ コメント
EVの普及はエコの観点から見ても興味深いですね。ただ、今回は異なる視点からこの記事を考察してみることにします
それはEV(電気自動車)を「電気+自動車」と分解することにあります。もっとフランクに「家電としてのクルマ」と言ってしまっても良いかもしれません。この考え方は、商品開発やマーケティングにおいて非常に重要です。
この現象は「既存の商品に新しい意味づけを行う」と捉えることができます。新しい意味づけを行うことによる効果は、この記事から3点考えることができます。
1.新しい商品開発の可能性
2.新しい流通経路の開拓
3.新しい競合の出現
順に見ていきますと、まず「商品開発の可能性」。これは例えば「自動車」に様々な属性を組み合わせることでアイディアを無限に広げることに寄与します。この場合「家電+自動車」でしたが「インテリア+自動車」でもいいのです。そしてそのクルマは実際に存在しました。「shift_interior」のキャッチフレーズで成功した日産の「TIANA(ティアナ)」です。クルマのデザインというと外装に目が行きがちですが、同社は内装に注力したところが市場に受け入れられたようです。
次に「流通経路の開拓」ですが、これは記事の文面からも明らかなように、販売店が既存のディーラーから家電量販店まで巻き込むことになるということです。流通のチャネルが広がり販売店も多岐に亘れば、自然と消費者の目につく機会も増え、売上げの向上が期待できます。
最後に「競合の出現」です。最近、百円均一のSeria(セリア)は「雑貨店としての百円ショップ」をコンセプトに新業態の店舗を着々と増やしています。
今までは、百均というと競合他社は「ダイソー」や「キャンドゥ」でしたが、「雑貨店」という新しい属性を組み合わせたことにより、他のインテリア・雑貨業界の企業までもがライバルになるのです。
どの組み合わせが正解か不正解か、絶対的な方程式はありませんが、頭打ちと思われていた市場の開拓には少なからず貢献できるのではないでしょうか。
アイディア発想に行き詰ったら、一度「既存の商品に新しい意味づけを行う」視点でモノゴトを考察されてみてはいかがでしょうか。
(pyonTa)
2. 割りばしに国産の間伐材 キンレイ 環境に配慮
キンレイ(大阪市)は奈良県・吉野さんヒノキの間伐材を使った割りばしを和食レストラン「かごの屋」の一部店舗で今月の中旬から導入する。環境面での配慮から繰り返し使える塗りばしを採用する外食企業もあるが、同社は間伐材の割りばしを使うことで環境への取り組みを訴える。
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■ コメント
「間伐材の割りばしを使うことで環境への取り組みを訴え」なければならなくなってしまったことは、実に嘆かわしいことだと思います。これは、それだけ「塗りばし」が外食産業を台頭しているからこそのアピールだと思うのですが…。
嘆かわしいと述べたのは、現在、割りばしが恰も「悪」であるかのような風潮に対してです。そもそも割りばしというのは間伐材(木を育てるための「間引き」で発生した木材)や端材(建築材などの材料として活用できない余った部分)を再利用するために作られた非常にエコな製品なのです。それなのに「塗りばし」の台頭で、割りばしとしての用途を失った木片たちは廃棄されるしかなくなってしまいます。それこそ環境汚染です。
更に言うと、海外諸国の森林伐採は砂漠化や土砂崩れに影響を及ぼしますが、日本の場合は逆で、木を切らないために太陽光を充分に浴びることができない樹木が腐敗し、土壌の栄養が失われ、土砂崩れなどが起きてしまうのです。そのためには前述の『間引き』が必要なのです。
そう考えると「塗りばし」の普及は悪循環を招いているように感じてなりません。塗りばしを製造するコストから洗浄する際の水質汚濁までのLCA(ライフサイクルアセスメント)を考えてみると、どちらが「悪」なのでしょうか…?
石油の不要な成分を活用しているレジ袋にも同様の議論ができます。エコバッグを製造するコスト、石油の成分の廃棄方法、代替となるゴミ袋の製造…。どちらが「悪」なのでしょうか…?
(pyonTa)
・ 編集後記
今回、各記事にコメントを挿入してみたのですが、記事よりコメントのほうが長くなってしまいましたね。。。申し訳ございませんでした <(_ _)>
メルマガを発信するものとして、もっと端的に物事をまとめて発信するスキルが必要であることを痛感いたしました。毎号毎号、勉強させていただいております。
こんな不束者ですが、今後とも末永く宜しくお願い申し上げます。
(pyonTa)
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