翌朝、体調が悪いながら9時に起床。
弟が10時前に来て、2台ある自転車の防犯登録を確認していました。
そのままでは業者に処分してもらえませんからね。
まだキレイなブリジストンの自転車…
私が最後に寝た、母のベッド。
フランスベッドの高価なベッドでした。
「いいベッドは寝心地が違うんだよ!」 と言っていたことを思い出します。
40インチのテレビ。
400リットル超えの冷蔵庫。
立派なサイドボードも気に入っていました。
弟が母の為に買った、マッサージチェアとデロンギのオイルヒーター。
キレイ好きで埃や指紋さえない母の家具。
残されたのは礼服と下着、選別した写真や思い出の品。
そして、最後の掃除用にマキタのコードレス掃除機。
遺品整理ではないことが、せめてもの救いです。
掃除したのも、ベッドや冷蔵庫、洗濯機の下と、
キッチンを少しだけでした。
他は見事な程にキレイ。
認知症で食事することを忘れても、掃除を続けていた母。
やせ細って深いしわを刻み、小さくなった母。
問題の多い母でしたが、実家がなくなるのはせつないです。
後日、弟が電気や水道、ガスの手続きをしてくれます。
帰りは高崎駅から新幹線に乗りました。
大宮、上野、そして東京。
あっという間に着いてしまうのに、新幹線と言うだけで遠く感じます。
大手町から東京メトロに乗ったら、家の駅までは30分。
今度行くときは、母に会います。