買い物に出掛けようと思っていたら、いきなりの大雨。

2~3年前の夏にもありましたよね。ゲリラ豪雨。

赤道付近の熱帯地方によくある、スコールのよう。



私が住んでいた故郷群馬では、夏になると雷雨が頻繁。

たいていは夕方以降ですが、たまには日中にもおきます。

すべての音を雨がかき消して、稲妻以外の明かりを奪うことも。

子供の頃は雷の音が怖くて、テーブルの下に隠れました。

「おへそを取られるから、ちゃんと隠して!」

と、親や兄にからかわれながら。


成長してくると、雷雨は怖くなくなり、

逆に待ち遠しくなるようになりました。

激しい雨は、蚊などの小さな虫にとって天敵。

雨があがっても、しばらくは虫が減って、気温も下がります。

庭の花や野菜にも、つかの間のシャワーは気持ち良さそうでした。


今年の雨は、局地的な洪水ももたらし、

3月の大地震は、当たり前だと思っていた生活を奪いました。

人間の知力や技術が進化しても、

とうてい、自然にはかなわないものなんだと、

思い知らされた感じがしました。


私の病気も、まだ解明されていません。

今月予定されている手術の同意書にも、

今後の研究の為に、体液や検体の提供も承諾するという、

内容のものが含まれていました。

それが、難病の現実。


いつ降りかかるかわからない災難が、誰にもあります。

私の場合は、それが病気だったんだと思います。

形が違っても、災難や困難は必ずあって、

乗り越えられる人と、乗り越えられなかった人と。


さあ、前を見て。

現実の世界を見逃さないように。