生命の春

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病気がわかってから、季節に対しての感じ方が変わりました。

たったひとりで、自分の足で歩いて出掛けられるのは、

あとどれくらいだろう…

最近ではバリアフリーが進んで、車いすの方もよく見かけます。

その方々にはたいへん失礼ですが、

自分の足で移動できる幸せを実感している今は、

その間にたくさんのものを見たり、感じたりしたいと強く感じます。

今年の春はど、生命の息吹きに励まされたことはありません。

寒い冬を乗り越え、日照時間が長くなるとともに芽を出す植物。

黄緑色の葉がだんだん濃い緑色に変わり、

色とりどりの花が咲き…。

寒い冬を経験しなければ、春の花は咲かないものが多く、

どんなものでも、耐える時間と華やぐ時間があると知りました。

春って、植物だけでなく人も成長する季節。

別れもあるけれど、新しい門出もあります。

そんな、前向きな変化が多い春が、私は好きです。