クルマの免許を取ってまだ間もない頃、一回り年の離れた(下の)
弟を乗せて国道17号の高崎市内を走っていた時のコト。
 
 ライトアップされた白衣観音がボンヤリと白く照らし出されていた。
 
 それを見た下の弟が、「観音サマが良いヒトで良かったね。
悪いヒトだったらさぁ、街がメチャメチャにされちゃうもんね」と言った。
 
 「怪獣映画の見過ぎだよ!」と心の中で想いながらも…。

 「そうね。良かったね」と、思わず笑いながら応えてしまった。
 
 その下の弟も20代の半ばになったが、今も「あの頃」の気持ちを
持ち続けてくれてるだろうか?