コドモの頃、アイススケートに憧れていたが、なかなか滑る機会に
恵まれなかった。
 
 伊勢崎に引っ越して「漸く」何度か中西工業のスケートリンクに
行ける様になった。
 
 昼頃には「少しずつ」氷が溶け始めるので、転んだらびしょびしょ。
 
 高校生になって、初めて「天然の」氷でスケートをした。
 
 東京から従兄弟が遊びに来た際に、赤城の大沼へワクワクして
行ったまでは良かったのだが…。
 
 天然の広々とした氷には凸凹が有り、所々ヒビが入っていた。
 
 割れるコトは無くても靴が引っ掛かって上手く滑れない上に
寒い(当然だが)。
 
 現実(笑)は厳しかった。
 
 良いコトも有った。
 
 普段は何とも想わない観光地のうどんが「いつもの何倍も」体中を
暖め、心迄も暖めてくれた。