高校の帰りに女ばかり4~6人位で伊勢崎駅近くのもんじゃ焼屋に
通っていた。
お婆ちゃんが一人でやっていて、細い路地の奥に、普通の家みたく
「ひっそりと」有った。
ところが、スンナリ入れる日はなかなか無く、外でお喋りしながら順番を
待つコトが多かった。
持ち帰って家で焼くヒトも多く、透明のビニール袋に「ほんのり赤い」
「生の」もんじゃ焼が揺れていた。
この「ほんのり赤い」がミソ!
大量のキャベツと10~30円程で具を数種選び、お婆ちゃんに
混ぜて貰うのだが…。
かき氷の苺シロップが、「ナゼか」入る。
ところが「これがまた」美味しくて、ミンナすっかり虜になっていた。
昔ながらの「練炭の」火で暖められた鉄板で焼くもんじゃ焼きは、
体中に着く匂いと比例して美味しかった。