小学生の頃、毎日の様に行った(通称)お稲荷さんに大きな銀杏の木が
有った。

 数年に1度雷が落ちるので、幹には焼け焦げた穴が開き、それでもなお
長い枝をいっぱいに広げ、秋にはたくさんの実をつけた。

 境内には自治会館も有るので、町内のほとんどの人が訪れた。

 初詣、豆まき、盆踊り、キャンプファイアー・・・。

 誰よりも街のコトを知ってるのは、この銀杏の木。