こんにちは!亀吉です!今日はちょっと難しそうで実は身近な「自社株買い」について、楽しくわかりやすく解説します。株式投資に興味がある人も、ニュースで「自社株買い」という言葉を見かけたことがある人も、ぜひ最後まで読んでみてください!
自社株買いとは?ざっくりイメージしよう!
まず「自社株買い」とは、企業が自分の発行した株を市場から買い戻すことです。たとえば、あなたがパン屋さんを開いて、開店資金を集めるために「パン屋株」を発行したとしましょう。しばらくしてお店が繁盛し、お金に余裕が出てきたら、「やっぱり自分のパン屋株を買い戻したい!」と思うこともあるでしょう。これが「自社株買い」のイメージです。
なぜ自社株買いをするの?企業のホンネを探ろう!
企業が自社株買いをする理由はいくつかあります。代表的なものを楽しく紹介します!
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株主へのご褒美!
自社株買いは、配当と並ぶ「株主還元策」の一つです。株主が持っている株の価値が上がるので、株主のみなさんはニッコリ。 -
株価を上げたい!
市場に出回る株が減ると、1株あたりの価値が高まります。これにより株価が上がることが多いのです。 -
敵対的買収を防ぎたい!
他社に買収されるリスクを減らすため、流通する株を自分で買い集めておく作戦です。 -
経営指標をカッコよく見せたい!
たとえば「ROE(株主資本利益率)」や「EPS(1株当たり利益)」などの指標が改善され、投資家からの評価もアップ。 -
ストックオプションのために!
買い戻した株を「金庫株」として保管し、従業員へのご褒美(ストックオプション)に使うこともできます。
どうやって自社株買いをするの?方法をのぞいてみよう!
自社株買いにはいくつかの方法があります。
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市場でコツコツ買う
東京証券取引所などで、自分の会社の株を普通に買い戻す方法。最も一般的です。 -
公開買付け(TOB)
「この期間、この値段で株を売ってください!」と広く呼びかけて買い集める方法。時価より高い値段を提示することも多いです。 -
特定株主から直接買う
会社の大株主などから、話し合いでまとめて買い取ることもあります。
自社株買いのメリットとデメリットを知ろう!
メリット
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株主の価値アップ!
株主への利益還元ができる。 -
株価の下支え・上昇!
株価が上がりやすくなる。 -
敵対的買収の防止!
経営の安定につながる。 -
経営指標の改善!
EPSやROEがよく見える。
デメリット
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会社のお財布がやせ細る?
自社株買いには多額の現金が必要。キャッシュリッチな会社ならいいですが、無理をすると経営が苦しくなることも。 -
一時的な株価操作と見られるリスク
「短期的な株価対策では?」と投資家に疑われることも。 -
自己資本比率の低下
買い戻しで自己資本が減り、財務体質が弱くなる場合も。
実際の事例で見てみよう!
たとえば、ソフトバンクグループは2019年に6,000億円という巨額の自社株買いを発表し、株価が上昇しました。また、リクルートや日立などの大企業も、株主還元策として積極的に自社株買いを実施しています。
自社株買いのトリビア&最近のトレンド
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日本では2001年の商法改正、2006年の会社法施行で自社株買いが自由にできるようになりました。
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近年は株主還元を重視する流れから、自社株買いを行う企業が急増中!2022年には過去最高額を記録したほど。
まとめ:自社株買いは企業の“愛”の形?
自社株買いは、企業が「株主の皆さん、いつもありがとう!」というメッセージを込めて行うことが多いです。もちろん経営戦略や株価対策、敵対的買収の防衛など、さまざまな思惑もありますが、株主にとってはうれしいニュースになることが多いですね。
ただし、企業のお財布事情や経営の健全性も大事なので、「自社株買い=絶対に良いこと」とは限りません。ニュースで見かけたら、「なぜ今自社株買い?」と背景を考えてみると、投資もニュースももっと楽しくなりますよ!
今日のブログはここまで!自社株買いの仕組みや魅力、裏側まで、ちょっと身近に感じてもらえたらうれしいです。